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土の中のスナイパー“ジグモ”の生態を解き明かす!

ジグモのことを簡単に説明するとこんな感じだけれど、チョット気になることがある。袋は、穴にしっかりフィットするようにして地面の中に埋まっている。この袋、一体どうやって作っているの? 地面の上であらかじめ作ってから、掘った穴に埋める? それとも、先に穴を掘って、袋の底から自分を包み込むように長い袋を地上に達するまで作っていく? ……クモの研究をしているせきね みきおさんに聞いてみた。

「ジグモは、地面の少しくぼんだところを選んで網の袋をつくります。逆立ちをして穴を掘り、砂つぶを外へ運び出します。そして少し掘ったら、逆立ちをした状態でおしりを上下左右にふり動かし、糸の膜を穴の壁に張りめぐらしていきます。この“穴を掘って穴の壁に糸膜を張る”という地道な作業を、何度も何度もくり返します。そうしていくうちに穴はだんだん深くなり、糸の膜は筒型(つつがた)になっていくのです。気が遠くなるような作業ですね。完成までには数日かかる、という観察結果もあります。そして完成したら、最後に袋の表面に砂つぶをつけます。これはカモフラージュのためでしょう。なお、大きなジグモは、太い袋をつくります」

そうだったのか。そんなに一生懸命つくった袋なら、引き抜いて簡単に破ってしまった過去が非常に悔やまれる……ごめんなさい。ところで、獲物を巣の中に引き込むと袋に穴があくと思うのだが、それはどうするのだろう?
「穴はきれいに直します。捕まえた獲物に麻酔(ますい)をして、袋の奥に運んだ後、上に戻って穴の修理をするんです」

使い捨てない感じが、実にエコである。もっとも、手間ひまかけて作った袋を一度で使い捨てていたら身がもたない。ちなみにこの袋を使った捕食方法、ほかのクモの網と「待ち伏せ」戦法という点では同じだが、ジグモの袋はかなり控えめに木や壁に張り付いているため、あまり効率は良くないもよう。それが原因か、ジグモは飢餓(きが)に強いことでも知られているそうだ。
(堀口麻琴/プロップ・アイ)

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2010年11月12日のコネタ記事

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