ある特定の香りを嗅ぐと、過去の思い出がフラッシュ・バック。そんな経験って、ないだろうか? 「アレ! この匂い、元カノの香水と同じヤツ……」みたいな。
その香りも、フレグランスからだったりシャンプーからだったり、大体がそんなトコだろう。
しかし、こんな方法もあるらしい。シャツメーカーである「山喜株式会社」から発売された『「オトコ香る。」フレグランスシャツ』は、シャツ自体からいい香りがするのだ。
どういうことかというと、シャツの生地に“香り成分”を含んだマイクロカプセルを付着させている。そして、着用した際に起こる摩擦や圧力によってマイクロカプセルが壊れ、そこから香りが発生。漂う香りはバラだ。
なんともセクシーなシャツであるが、このような商品を開発しようと思ったきっかけは? 同社に伺ってみた。
「昨年、素材メーカーさんと秋冬素材の打合せをしているときに、“ニオイ加工素材”の話が持ち上ったんです。この『生地から香りがする』というキャッチーな要素は、お客様へのアプローチという点で分かりやすく、魅力だと感じました。そこで、ぜひ商品化したいと考えたのがはじまりです」
現在のビジネスシャツ市場はクールビズの影響もあり、昔のように白のベーシックなシャツだけではなく、いろんな色柄やデザインのシャツが売り場に氾濫している状況。その中で、興味を持たれる商品を企画することは至難の業である。
ただ、“消臭機能付き衣類”は、以前より他メーカーから発売されていた。
「ニオイを抑えるデオドラント系衣類は今までにたくさん登場しています。『汗の匂いをおさえる』と言うとエチケットとして考えていただけますが、『加齢臭を抑える』と唱ってしまうと、ネガティブに捉え買いづらくなってしまう。本人は自分が臭っていると思っていないケースが多いですから、セールスポイントにはならないんです。だから、臭いを取るのではなく、逆に香りを出すほうが新鮮に感じるのではないかと考えました」(担当者)
そして、このシャツ。当然だが、香り効果が永久に続くワケじゃない。
「香りのするメカニズムは、マイクロカプセルによるものです。それらが壊れることで香りを発生させますので、洗濯10回くらいで香りが無くなり、その後は通常のドレスシャツとしてご着用いただくことになります」(担当者)
そんな、新シャツ。一体、どのくらいの年齢層に狙いが定められているのだろう?
「今回のフレグランスシャツはお洒落に敏感な20代のヤングビジネスマンをメインターゲットに考えました。ですので、ビジネスシーンでの着用を主眼としながら、シャツのデザインも今の若い世代を中心に人気のあるモノトーン基調のモード感のあるデザインに仕上げております」(担当者)
また、もう1つ。このシャツには以下のような同社の願いも込められている。
「現在、『香りのブームが来ている』というのを実感しております。ですので、今回のフレグランスシャツでブームに乗ることができれば、と考えています」(担当者)
フレグランスなり、お香なり、で楽しむ“香り”。その魅力を、シャツというアイテムからも発信したい。そんな願いを形にした。
この、『「オトコ香る。」フレグランスシャツ』は12月21日より発売されており、価格は3,045円(税込み)。山喜のウェブサイト「シャツステーション」等で購入することができる。
「女性に限らず、男性にも香りのオシャレをどんどん楽しんでいただきたいですね」と語る、同社の担当者。
“香りのブーム”の新境地ともいうべき、新アイテムではないか。
(寺西ジャジューカ)
香りが人に与える影響は絶大。
その香りも、フレグランスからだったりシャンプーからだったり、大体がそんなトコだろう。
しかし、こんな方法もあるらしい。シャツメーカーである「山喜株式会社」から発売された『「オトコ香る。」フレグランスシャツ』は、シャツ自体からいい香りがするのだ。
どういうことかというと、シャツの生地に“香り成分”を含んだマイクロカプセルを付着させている。そして、着用した際に起こる摩擦や圧力によってマイクロカプセルが壊れ、そこから香りが発生。漂う香りはバラだ。
なんともセクシーなシャツであるが、このような商品を開発しようと思ったきっかけは? 同社に伺ってみた。
「昨年、素材メーカーさんと秋冬素材の打合せをしているときに、“ニオイ加工素材”の話が持ち上ったんです。この『生地から香りがする』というキャッチーな要素は、お客様へのアプローチという点で分かりやすく、魅力だと感じました。そこで、ぜひ商品化したいと考えたのがはじまりです」
現在のビジネスシャツ市場はクールビズの影響もあり、昔のように白のベーシックなシャツだけではなく、いろんな色柄やデザインのシャツが売り場に氾濫している状況。その中で、興味を持たれる商品を企画することは至難の業である。
まさに、この生地との出会いは“渡りに船”だったワケだ。
ただ、“消臭機能付き衣類”は、以前より他メーカーから発売されていた。
「ニオイを抑えるデオドラント系衣類は今までにたくさん登場しています。『汗の匂いをおさえる』と言うとエチケットとして考えていただけますが、『加齢臭を抑える』と唱ってしまうと、ネガティブに捉え買いづらくなってしまう。本人は自分が臭っていると思っていないケースが多いですから、セールスポイントにはならないんです。だから、臭いを取るのではなく、逆に香りを出すほうが新鮮に感じるのではないかと考えました」(担当者)
そして、このシャツ。当然だが、香り効果が永久に続くワケじゃない。
「香りのするメカニズムは、マイクロカプセルによるものです。それらが壊れることで香りを発生させますので、洗濯10回くらいで香りが無くなり、その後は通常のドレスシャツとしてご着用いただくことになります」(担当者)
そんな、新シャツ。一体、どのくらいの年齢層に狙いが定められているのだろう?
「今回のフレグランスシャツはお洒落に敏感な20代のヤングビジネスマンをメインターゲットに考えました。ですので、ビジネスシーンでの着用を主眼としながら、シャツのデザインも今の若い世代を中心に人気のあるモノトーン基調のモード感のあるデザインに仕上げております」(担当者)
また、もう1つ。このシャツには以下のような同社の願いも込められている。
「現在、『香りのブームが来ている』というのを実感しております。ですので、今回のフレグランスシャツでブームに乗ることができれば、と考えています」(担当者)
フレグランスなり、お香なり、で楽しむ“香り”。その魅力を、シャツというアイテムからも発信したい。そんな願いを形にした。
この、『「オトコ香る。」フレグランスシャツ』は12月21日より発売されており、価格は3,045円(税込み)。山喜のウェブサイト「シャツステーション」等で購入することができる。
「女性に限らず、男性にも香りのオシャレをどんどん楽しんでいただきたいですね」と語る、同社の担当者。
“香りのブーム”の新境地ともいうべき、新アイテムではないか。
(寺西ジャジューカ)
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