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蓮子さま・仲間由紀恵には薄幸(貧乏)がよく似合う「花子とアン」17週

       
〈吾は知る強き百千の恋ゆえに百千の敵は嬉しきものと〉

これは、蓮子(仲間由紀恵)のモデルになった柳原白蓮の詠んだ短歌です。
この歌のように力強い、蓮子の道ならぬ恋を描いて、目下絶好調の朝ドラ「花子とアン」(NHK)。
17週「腹心の友ふたたび」(7月21〜26日)では、ついに蓮子が宮本(中島歩)と駆け落ちしてしまい、伝助(吉田鋼太郎)への絶縁状が新聞にのったことで、おおごとになってしまいます。

周囲は大騒ぎですが、当の蓮子は愛によって輝きまくって、主人公・はな(吉高由里子)が中心からやや外れて、狂言回し(物語を解説する役)のようになってしまっております。本来の狂言回しは、美輪さまなのですが、おそらく、このドラマ、村岡花子が、のちに、自分の半生を記した書という体になっているのでしょうから、どうしても、はなが語り部になってしまいがちなんですね。

そのため、16週で、蓮子が宮本の元に走り、美輪さまが朗々と歌いあげる「愛の讃歌」が流れる中、ひしと抱き合う昔の外国映画のような劇的にロマンチックな場面に羽が舞うのは、はなの脳内で相当美化された場面という意味なのでは? とも思ってしまいました。

本来の語り部である美輪さまは、宮本役の中島歩と新聞記者・黒沢役の木村彰吾のふたりが美輪さまの舞台に出演している俳優であるという、何やらキャスティングにも大きな影響を与えていそうな感じも致します。
金曜101回の「これほど強い意志をもち幸福そうな蓮子を花子はかつて見た事がありませんでした」というナレーションは、原案・村岡恵理作

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花子とアン

花子とアン

「花子とアン」は2014年春のNHK朝ドラ。モンゴメリの『赤毛のアン』を日本に紹介した翻訳家・村岡花子(1893-1968)を、吉高由里子が演じる。

2014年7月29日のレビュー記事

キーワード一覧

  1. 花子とアン 芳根京子

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