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「花子とアン」でなぜ「ロミオとジュリエット」が上演されたのか。4、5週をおさらい

「花子とアン」でなぜ「ロミオとジュリエット」が上演されたのか。4、5週をおさらい
シェイクスピア全集2『ロミオとジュリエット』松岡和子訳/ちくま文庫
「復讐したい人がいるの。はなさん、わたくしの復讐につきあってくださらない?」
はな(吉高由里子)の腹心の友になる蓮子(仲間由紀恵)の挑発的な台詞です(火曜26回)。
それを受けて、ナレーションの美輪明宏様が「ドキドキしていました、こういう危険な香りのする人に女の子は惹かれてしまうものなのです」とはなの心情を代弁します。

「花子とアン」は朝ドラですから、さわやかなものという先入観をもって見てしまうのですが、はなの暮らす閉ざされた女学校の世界はどこか倒錯的で、いけないものが密やかに存在している感じがあります。

ドラマの原案「アンのゆりかご」には、花子が、読んだ本にでて来る「罪」や「愛」という言葉の響きの美しさに、意味はわからないながら惹かれた(意訳)という記述もありますし、女の子だけの寄宿学校には、まさにその「罪」や「愛」が満載。とりわけ、4、5週には、それが詰まっていたと感じました。

禁断の扉を開けてしまったのは、蓮子です。
しかも、はなや蓮子が挑む劇中劇は、禁じられた愛を描いた「ロミオとジュリエット」という絶妙なセレクトでした。

脚本家・中園ミホの確かな構成力と女性描写の濃密さが光る4、5週のあらすじを、まずはざっと振り返ります。

4週「嵐を呼ぶ転校生」(4月21〜26日)
24歳という、けっこう大人な蓮子さんが女学校に入学してきて、違和感を放ちます。ちょっとワルなところのある蓮子さんは、彼女のお世話係になったはなに「滋養のお薬」と嘘をついてお酒を飲ませて酔っぱらわせ、はなは退学の危機に瀕します。

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    花子とアン

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    「花子とアン」は2014年春のNHK朝ドラ。モンゴメリの『赤毛のアン』を日本に紹介した翻訳家・村岡花子(1893-1968)を、吉高由里子が演じる。

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