歌舞伎俳優の片岡孝太郎(58)が31日、東京・ポレポレ東中野でトークイベントを行った。

 現在、同劇場ではドキュメンタリー映画「歌舞伎役者 十三代目 片岡仁左衛門」(羽田澄子監督)を上映中。

15代目片岡仁左衛門の父で、昭和後期から平成初期、84歳から90歳までの名優に迫った内容。13代目の三十三回忌と羽田監督の生誕100年を記念し、17年ぶりに国内映画館で全6巻が上映され、連日盛況だ。

 孝太郎は「映画にはマニアックな部分もかなりあります。家族と違って一般の方がご覧になって楽しいですか」と観客を気遣う場面も。美食家でも知られた13代目。東京・歌舞伎座公演中の楽屋では「食事はフランスパンにスープが多かった。洋食だけでなく食べることが本当に好きでした」。

 また鉄道を愛した。自然豊かな京都・嵯峨の自宅も、電車の音が聞こえる場所を選んだほど。「昔は寛容で、祖父は国鉄時代の制服、制帽をいただいて大事に持っていた。僕は欲しかったので帽子の方をもらいました。次男(5歳)が鉄道好きで。

息子にその帽子を一度、かぶせたことがあります」。歌舞伎の専門的な話とともに、ほのぼのとしたエピソードで場内をわかせた。6月6日には15代目仁左衛門が登壇してのトークイベントが行われるが、チケットは完売している。

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