将棋の福間香奈女王=清麗、女流王位、女流王座、倉敷藤花=が29日、東京・渋谷区の将棋会館で行われた第19期マイナビ女子オープン第5局に勝利し、2連覇を達成した。

 西山に先勝、先に王手と勝ち越しを許しながらも●〇●〇〇と3勝2敗で防衛。

シリーズを「第1局はけっこう良い将棋を落としてしまったし、第3局も完敗という内容だった。第4局もかなり苦しい状況だったけど、自分の弱さを受け入れて力を出せた。自分の弱い点、反省点は残るシリーズだったが、なんとか立て直すことができたかなと思っている」と振り返った。

 今年3月には女流名人戦(主催・報知新聞社など)でタイトル戦出場85回目にして初のストレート負けを喫するなど苦戦。しかし4月開幕のマイナビ女子オープン、女流王位戦は連続防衛した。現在のコンディションについては「対局は続いていたけど、自分の将棋を見直す、向き合う時間もあった」と充実ぶりを語った。

 6月に行われる棋士総会の議案の1つに「棋士編入試験の受験資格を通算3回得た者に、フリークラスでの四段昇段の権利を付与すること」が含まれる。福間は既に棋士編入試験を2度受験しており、リーチがかかっている。「強い方と対局することが、自分の中でモチベーションになっているところもある」と前向きな姿勢を見せる一方で、議案については「まだ自分の中で深く考える時間がなかった。対局に集中することで精いっぱいだったので、棋士総会までに考えて出席できたら」と話すにとどめた。

編集部おすすめ