元ネタ探しの楽しさと深読みのむなしさを教えてくれたのもエヴァだった
飯田 それから、Huluで見返して思ったのは、『エヴァ』って本放映時にちゃんと終わらなかったから何回でも作り直せるし、作り手側も考えたくなっちゃうんだろうと。
藤田 似たことは、先日、テレビで初放送された話題の短編「until You come to me.」「evangelion:Another Impact(Confidential)」を見て思いました。前者は、水彩画っぽくて、和風な画面作り。後者は、CGで、メカメカしいし、手ブレカメラを模している。「エヴァの違う語り方が無数にある」ことを、あえて見せてきている感じがします。……しかし、それも、TVシリーズの26話でやってるんですよね。パンを咥えた綾波とぶつかるラブコメ的なエヴァの可能性もあった、といきなり言い出すところで。