再婚報道が世間を賑わせている渡部篤郎。1994年にRIKACOと結婚した当時はまだ無名の俳優であり、すでに芸能界のトップにいたRIKACOとの「格差婚」が大きく取り上げられるほどだった。
さらに「スピード婚」としても話題を集めている。
まずは、当時の2人の状況から振り返りたい。

売れっ子だったRIKACOと無名の俳優だった渡部篤郎


RIKACOは1979年に13歳でモデルデビュー。その後、タレント、女優として幅を広げていく中、1992年のテレビ東京系のバラエティ『浅草橋ヤング洋品店』での物怖じしない振る舞いと辛口コメントが大受け。元ファッションモデルの下地も生かし、ファッションリーダー的存在としても人気を集め、すでに年収1億円ともいわれる売れっ子になっていた。

渡部篤郎は1991年にテレビ東京系のドラマ『青春の門』で主演デビュー。下積み時代には日活ロマンポルノにも出演していた苦労人だ。この時点では代表作もなく、世間的には無名の俳優だった。

ドラマの共演がきっかけで超スピード婚約


出会いは1993年7月放送のテレビ朝日系ドラマ『湘南女子寮物語』での共演。打ち上げで意気投合し、1週間も経たないうちに同棲を始めたそう。ちなみに主演は水谷豊。「AV女優になってやる!」「わたしはレズ!?」などの過激なサブタイトルが並ぶ、月曜夜8時向けのティーン向けドラマだ。

1ヶ月後には渡部からプロポーズし、スピード婚約となった。8ヶ月後の2月15日にはRIKACOが結婚会見。
「彼の方が2つ年下だけど男らしくて、私の方が甘えちゃってどっちが年上かわからないの」と、男勝りなRIKACOらしからぬ殊勝なコメント。渡部の男ぶりが上がる中、3月1日に目黒のレストランで結婚式が開催された。

渡部篤郎 狂っている役で人気を集める!?


仕事も育児もバリバリこなすRIKACOは、若い主婦層の支持を集め、「カリスマ主婦」として君臨。洋服や雑貨をプロデュースするなど、実業家としてもやり手の顔をのぞかせた。
一方の渡部もRIKACOとの結婚以降、役者としての素質が開花。1995年の伊丹十三監督作『静かな生活』で、日本アカデミー賞新人賞と優秀主演男優賞をダブル受賞。翌96年の岩井俊二監督作『スワロウテイル』では殺し屋役を全編英語で熱演するなど、実力を見せつけていく。さらに1997年には日本テレビ系ドラマ『ストーカー 逃げきれぬ愛』で演じた狂気のストーカー役でブレイク。ドラマ出演が一気に増える形となった。
この頃、佐野史郎が独占していた「ちょっと狂っている危ないヤツ」ポジションは、完全に渡部のものになったのではないだろうか?

『ケイゾク』で大ブレイク 不倫相手もゲット!?


そして、1999年のTBS系ドラマ『ケイゾク』でのぶっきらぼうな刑事役がハマり役となり、俳優としてのランクも一気に急上昇。この頃には「RIKACOの旦那」ではなく「俳優・渡部篤郎」として確固たる地位を確立することとなった。
しかしながら、『ケイゾク』への出演は私生活においても一大転機となってしまう。共演した中谷美紀との不倫が始まってしまうのだ。
この不倫に加え、RIKACO、渡部双方の仕事が多忙を極めたこともあり、2005年12月には離婚が成立。「格差」が埋まるどころか逆転した上での離婚は、渡部のケジメだったのだろうか?

一説には、RIKACOとの交際歴よりも長いといわれている中谷美紀との交際。このまま再婚となるかと思いきや、昨夏にはすでに破局しており、現在は銀座のクラブの元ホステスと交際中というのが、現時点で大半を占める報道内容だ。過去にも数々の浮き名を流してきた渡部だが、関係が本当に「ケイゾク」しているのは果たして……?

(バーグマン田形)
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