女性をデートに誘いたいとき、あなたはどんな風に声をかけますか?
「ご飯いこう!」
「おいしいお店があるから、いかない?」
「僕とデートしてほしいなあ」
などなど。言い方は無数にありますし、自身のキャラクターや過去の成功体験によっても変わってくるでしょう。
先日Twitterで、ある女性の実体験として投稿されたデートの誘い方が策士のようだと話題になりました。
それは男性からの「女の子をデートに誘おうと思うんだけどどこに連れてったらいいと思う?」というメッセージから始まります。
受け取った女性は質問に対していろいろ答えたのちに、自分がイチオシと思う焼肉屋を教えます。すると、相談をした男性はすぐに「じゃあそこ行こう。いつ暇?」と切り返します。
男性がデートに誘いたかった女性とは、相談をもちかけた女性のことだったのです。
女性は予想外の展開に「ウワーーーッ」となったそうですが、この相談と見せかけてデートの誘いだったという戦法は、本当に有効なのでしょうか。
どんな作戦でいくかより、関係性の読み方が大事
つぶやきに対しては、「コミュ力の塊」などと賞賛する一方で、「女性陣どっち?」といった、アリかナシか答えを求める声もいくつかあがっていました。
多くのデートの現場を目にしてきた筆者は、確かに誘い方は巧妙なものの、相手との距離次第では「女慣れしたキモい奴」くらいに思われかねないと考えます。では、この誘い方がどんなときに効果的に働くのか、パターン別に解説してみましょう。
1:いい感じの友情関係がすでに築けている→◎
この誘い方が一番有効なのは、すでに相手の女性といい感じの“友情”が築けており、そこからもう一歩前進したい時です。
「相談から入る」という行為は、相手を恋愛対象として意識していることを間接的に伝えているわけですから、相談された女性(誘われた方)は、「この人は自分に気があるのかもしれない」という目を、否が応でも持つことになります。
2:知り合ったばかりで、出方をうかがっている→△
1と逆のパターンとして、2人の関係性の正しい判断が必要になってくるのが、知り合ったばかりで、いわゆる“脈”はあるのか見定めている場合です。
女性に脈があると、この誘い方は一気に距離を縮めてくれますが、脈がない場合は「こいつ、いきなり何?」となるので、オススメ度を△としました。
誘い方の巧妙さよりも、「俺はキミに好意を持っているよ」という自己開示が有効に働きそうかどうかを、見定めていくことが大事なのです。
3:恋愛対象として見られている気がしない→×
最後は絶対に今回のようなこじゃれた誘い方をしない方がいいというパターン。それは、女性が男性をあきらかに恋愛対象として見ていないときです。
たとえば過去にデートに誘っているけれど「そのうち行こー」とか「みんなで行こう」と、流されたことがある場合です。
はっきり言って、デートの誘い方のうまさで、相手の好意に変化が生まれることはありません。リスキーかつテクニシャンな誘いの前に、まずは相手との距離をきちんと測りましょう。
絶対に断られない誘い方はあるのか?
好きな子ができたら、そりゃあデートにいきたいものです。でも「そのうち行こう」などと流されたら、しつこく誘い続けるわけにはいきません。その場合どうしたらいいかというと、3つのポイントを押さえて誘いを譲歩していくと、デートは断られにくくなります。
ポイント1:相手がのっかる言い訳を持つ
1つ目のポイントは、相手が乗っかりやすい「言い訳」を用意することです。
たとえば「出張のお土産を渡したいから、来週ごはんどう?」とかは、「受け取るものがある」という言い訳が、女性側に立ちやすいもの。
誘われる女性に言い訳を作らせるのが上手な男性は、デート上手ともいえるのです。
ポイント2:時間帯をズラす
デートといえば夜をイメージしがちですが、実は昼のデートは断わられる率がグッと下がります。土日の場合は、長くても1、2時間でデートは終了するうえ、女性側は外出ついでにさまざまな用事が済ませられるので、よっぽど出不精でない限り、女性側からすると負担が少なくてすみます。
平日ランチデートなら、彼女側の会社の近くであれば、いつものランチがデートになるだけなので、よっぽど嫌いな人か忙しくない限り、断られることはないでしょう。
1とのコンボ技で誘うと「今日〇〇ちゃんの会社近くに用があって行くんだけど、時間あればランチしない?」なんて誘い方ができれば、リスクも下がるでしょう。
ポイント3:2人きりにこだわるのをやめる
それでも断られる場合、友達を巻き込むという作戦もあります。もはやデートではありませんが、そもそもあなたに対して恋愛感情を抱けていないのか、よく知らないからデートを避けるのか判断がつかない場合は、2人じゃなくとも会う機会を設けるのは有効です。
どうしてもという場合は、共通の友人に協力してもらい、デート(じゃないけど)を成立させましょう。
こうして考え出すと、デートの誘い方って、まるで手品のようですね。
意外な誘い文句や笑える演出で彼女をその気にさせるか、すごいお店や雰囲気をエサにデートに誘いこむか。でも、そもそも手品を楽しもうという気が見る側にないと、どちらのマジックも成立しない。
デートのお誘い率をあげて、恋愛の秋を楽しみましょう。
(おおしまりえ)
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