新幹線でのパソコン使用は迷惑行為? 「確かにタイピング音うるさい」と同意する声も
写真はイメージ

ある女性タレントが、「前から思ってたけど、新幹線でもパソコンをカタカタ、って、正直周りはうるさいよ」というツイートを投稿。公共交通機関でパソコンを使用するのは迷惑行為に当たるのか、という議論が巻き起こった。


本人のマナー違反か? 気になる人が自衛すべきか?


当該ツイートはすでに削除済みだが、投稿された内容はこうだ。「前から思ってたけど、新幹線でもパソコンをカタカタ、って、正直周りはうるさいよ、移動中でもパソコンをカタカタって出来るビジネスマンじゃなくて、そんなとこにまで仕事持ち込んで、出来ないビジネスマンだと思ってるよ、こっちは」。過重労働が問題になっている今、「移動中も仕事をしている=仕事をこなす要領が悪い」とは単純に言い切れないが、他人のキーボード音が耳障りに感じた経験のある人は少なくないだろう。

このツイートをきっかけに、ネット上では、「公共交通機関内でパソコンを使用するのは迷惑行為か?」という議論が巻き起こった。「神経質すぎる」や「気になる性格なら、耳栓などで自衛するべき」、「話し声の方がうるさい」といった声もある一方、「確かにタイピング音がうるさい人はすごくうるさい」と共感する声も多い。

図書館ではパソコン使用禁止席を設けるところも


Googleで「タイピング」と入力すると「うるさい」がサジェストされる上に、相談サイトなどでは、「タイピング音がうるさい人をどのように注意すればいいでしょうか?」といった悩みも見られた。どうやら他人のタイピング音に悩まされている人は少なくないようだ。

しかし、「タイピングは静かに」ということがマナーとして広く周知されているかと言ったら、そんなことはないだろう。図書館では、タイピング音を避けるため、パソコン使用禁止席を設けているところも多いが、図書館とは一般的に静寂が求められる場だ。それこそ公共交通機関内など、ある程度なら音を出しても問題ないとされている場においては、確かにタイピング音というのは扱いが微妙なところ。

しかも“うるさい”と感じるレベルは人それぞれ。だからこそ迷惑行為かどうかで議論が巻き起こるし、注意すべきか否かで人は悩むのだろう。もう少し時代が進めば、携帯マナーのように、公共交通機関内でパソコンマナーについてアナウンスされるようになるのかもしれないが……。


自分のタイピング音が不安になったら?


公共交通機関に限らずカフェやコワーキングスペースなど、周囲に人がいる空間でパソコン作業をするのは、いまや当たり前のことになっている。
しかし、先述の通り、タイピング音を含め“公共の場でパソコンを使うときのマナー”はあまり確立されていない。その歪な状況が、「新幹線でもパソコンをカタカタ、って、正直周りはうるさいよ」というツイートの裏にあるのかもしれない。

ところで、ここまで読んで、自分のタイピング音が不安になった人もいるだろう。もしタイピング音を静かにしたいと思ったなら、一番手軽な解決法が「キーボードカバーを使う」だ。また、爪が長いのもタイピング音がうるさくなる一因であるため、爪の長さもチェックしてみよう。

(HEW)
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