大東駿介、実際に障害を抱える女性と向き合う介護福祉士役を熱演「本当に観てくれるだけでいい」

大東駿介、実際に障害を抱える女性と向き合う介護福祉士役を熱演「本当に観てくれるだけでいい」

“37秒”――出生時にたったそれだけの時間、息をすることができなかったことで障害を抱えることになった女性の葛藤や成長を描く映画『37セカンズ』が2月7日(金)より公開となる。

主人公・ユマを演じるのは、自身も身体に障害を持つ23歳(撮影時)の佳山明(かやまめい)。実はタイトルに起用された“37秒”のエピソードは佳山自身のもの。フィクションでありながら、ドキュメンタリーのような要素も含むストーリーは、ときに目をそむけたくなるような現実と向かい合いながら、一人の女性として成長していくユマの人生を瑞々しく描き出している。障害による壁は決してなくなりはしないが、それを持って前に進もうとするユマの姿は、障害者である前に、一人の人間で、女性であることを強く感じさせてくれる。

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(C)37 Seconds filmpartners

そんなユマに寄り添うことになる介護福祉士・俊哉を演じるのが大東駿介。介護福祉士にはまだ珍しいフリーランスという立場で、ユマと行動を共にしながら、ユマに影響され、影響を及ぼしていくという役どころ。エキサイトニュースでは、大東にインタビューを実施し、今作に出演することになったきっかけや、作品にかける想い、そして大東自身が感じる障害者との向き合い方など、じっくり真摯に語ってもらった。
取材・文/瀧本幸恵 撮影/稲澤朝博


今作との出会いは「こんな運命的なことがあるのか!」というタイミング


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――この映画は軽く「面白そうだな、やってみようかな」っていう感じでは出演できない、と思ったのですが、決められたポイントはどこでしたか?

あとからHIKARI監督に聞いて僕はびっくりしたんですけど、やっぱり社会的なテーマを含んだ作品ということもあって、俊哉の役はなかなか決まらなかったそうなんです。でも、僕からしたら「こんな運命的なことがあるのか!」っていうタイミングで。(自分が)三十歳を超えてから、仕事に対する考え方が大きく変わったんですよね。

――それはどんな風に?

社会について考えるようになったというか。何か貢献すべきことがしたいと思ったんですけど、芝居以外で社会に対して何かできるのか、って考えたときに、自分があまりにも無知だということも知って。ただ、この映画のテーマは、自分の中にもともとあったものだったんです。

僕、幼い頃に障害者センターの近くで暮らしていて。子供ながらに障害者と健常者の距離みたいなものを間近で感じていたんです。目には見えなくても、心の中にある差別や偏見が感じ取れたときの違和感っていうか。

それで、今回、東京でパラリンピックもあるし、障害者の方への考え方を改めることができないのかな、とかって思っていたときに、HIKARI監督から電話がかかってきたんです。それで役柄の説明を聞いて、こんな嘘みたいに自分にとって、とっておきの作品ってある!? って。即決でやらせて欲しいとお話して、事務所にもどうしてもやりたいからスケジュールを調整して欲しいってお願いをしました。

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――“三十歳”という節目をあげていらっしゃいましたが、社会にも目がいくようになったのは、年齢を重ねて、自分の周りにも目がいくようになった、とかもあるんでしょうか。

自分の仕事のスタンスとして、子供のときの疑問とか、感じた違和感っていうのを、大人になって解決しようっていうのがあるんです。そのうちの一つがこういうことだった、っていう。僕は自分の子供のときの感性を意外と信頼していて。むしろ今の自分よりも(笑)。あのときの疑問は今の成長の糧になると思ってます。

やっぱり生きていく中で、無知が一番怖いって思っていて。人を傷つけることに実は悪意ってそんなに必要なくて。もちろん悪意を持っていたらたやすく人を傷つけられるんだけど。今、ニュースで子供を虐待してしまう親の事件とかをよく目にするけど、みんながみんな悪意を持ってるのかな? と思うというか。無知から傷つけてしまっていることもあるんじゃないかな、って。

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――難しいですよね。助けを求める手段を知っていたら、こんなことにはならかなった、という事件も目にしますしね。

結果、そこで何が必要だったか、って言ったら、自分で自分を見つめ直す力なのかなって。僕自身がそれをできていないから、そう強く思うんですけど。この映画はユマという脳性麻痺の女性の成長物語なんだけど、健常者と言われる、一見、何の不自由もないように見える俊哉は、心の中に不備を抱えていて。そこが今回、自分と重なると感じたんです。と言うか、心に不備がない人なんて、どのくらいおんねん! って思うんです。

生きていく上での悩みや苦しみと、見て見ぬふりをしている心の傷。成長していくユマを通して、俊哉も背中を押してもらって前に進んでいくところに共感したというか、希望を感じて、この役を演じたいって思いました。

何を変えることができて、何を議論する余地があって、自分には何ができるのか


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――そういう俊哉を、大東さんはどのように作っていったのでしょうか?

まずは俊哉のモデルになった、実在の介護福祉士の辻本敏也さんのお話を伺うところから始めました。あとは、この映画の中では描かれていないんですけど、台本には俊哉が過去に追った心の傷についても全部書かれていたので、役に寄り添う材料はたっぷりありました。なので僕はただ台本と監督を信じて演じただけです。

それ以外の情報と経験としては、実際に重度の障害がある方とお話をさせてもらって、介助の方法を体験させてもらったりもしました。僕が個人的に知りたかったのが、介助される側とする側の関係って実際にはどんな感じなんだろうってところで。介護福祉士って赤の他人なのに、すごく密な関係だと思うんですよね。だから、人間関係の部分はいろいろ聞きました。

それから、バリアフリーの日本の現状がどうなっているか、ということとか。障害者の方の中ではバリアフリーは西高東低っていう言葉があるらしくて、関西に比べて、東京って車椅子で走るとしんどいらしいんです。それがわかっていても今の東京の仕組みの中ではなかなか整備するのが難しいらしくって、そういう苦労もあるんだなって。

――その辺りはこの作品がきっかけで知ることに?

はい。何を変えることができて、何を議論する余地があって、自分には何ができるのか、って。それは俊哉としてもそうですし、僕自身でも考えるきっかけが欲しかったですね。

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――俊哉の気持ちの動きはどのように捉えていましたか?

俊哉は過去にある事件を経験して、そこに責任を感じていて前に進めないでいるんです。そんな中で自分の存在を確かめるために、誰かのためになりたい、という想いから選んだのが介護福祉士の仕事なんです。だからどこか自分が救われるためにやっているところもあるんじゃないかって。けどそれって、すごく苦しいことだと思うんですよね。結局、それを続けたところで自分の心の救いにはならない、ってことも薄々わかってきているし。かと言って、別の選択肢も見つからない。まさにそんなときに、人生を前に進めようとしているユマと出会って、そこで彼がどう変化していくのか、っていう気持ちで演じていました。

――俊哉って、ユマに対してどこまで踏み込むのか、見守るのかっていうのも難しい立場だなって思いました。

僕がこうできたらいいな、って思ったのは、友達でもないボランティアでもない介護福祉士としての距離感。そこからいつのまにか俊哉の心が動き始めて、関係に変化が出てくればとは、思っていました。

――俊哉はユマに対して単なる介護福祉士の立場以上に寄り添うところがあるな、と。そこに至るのに何か心の中でのきっかけがあったと思うのですが。

そうなんですよね。そこは映画で描かれていないから、なんでや! って思うところですよね(笑)。たださっきも少し話したんですけど、台本にはそこもきちんと描かれていて、実は撮影もしているんです。だから、監督が、最初に編集したら 4時間になったって言ってました(笑)。

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――えっ! 映画2本分ぐらいの量ですよ。

そうなんですよ(笑)。でも、すごくぜいたくなことをさせてもらったと思っています。今、映画になっている2時間分の台本しかかなったら、たぶんその辺の心の動きを僕自身も想像ができなかったと思うんです。けど、今回は映画本編には入っていないけど、俊哉に対する情報や経験が僕の中にはちゃんとあって作れたから。

――なるほど。ただ映画自体はユマの成長物語として完成されたものになっていますよね。

そこはすごいと思います。たくさん撮ったから、そこが映画に入らなかったのは個人的には残念ですけど(苦笑)、もしそこを無理に入れようとしてたら映画としてのテーマがブレただろうな、とは思います。

現在進行形で俊哉とユマの関係性


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―― ユマを演じた佳山さんとの撮影はいかがでしたか?

本当に弱音を吐かないし、すごく勇敢な人でした。撮影をする上では、彼女にかなり助けられたし、僕が助けられるところは助けたい、って思ったし。その関係性がもう俊哉とユマになっている気もしてました。

――佳山さんに助けられた、というのは?

監督が求めるのはそこにただ役としていることだったので、僕が芝居的なアプローチをすると全部見透かされるんですよね。そうなった時に、彼女は彼女としている覚悟を持っているから、そこに助けられる瞬間が多かったです。彼女は芝居的なスキルがない分、心でいくから、僕が変な言葉を投げかけると、言葉が返ってこなかったりもする。逆に適当にアドリブで会話をしていたら、何でも返してくれたり。ただそこにいるっていうことが、いかに大切で、その背中を押してくれていたのは明ちゃんだったなって思います。

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――映画の中では実際に佳山さんが経験したエピソードも盛り込まれていて。ドキュメンタリーではないですが、そういう主人公と一緒に演じるのはどういう感覚なんですか?

単純に僕自身も彼女の人生に乗っかってしまうと言うか。映画での彼女は自分の過去と向き合って先に進んでいくという選択をしていきますけど、実際の明ちゃんはこれから向き合うところもあったりして。撮影中にユマが明ちゃんの人生を追い抜いてしまうんです。そんなこともあって、今でもよく電話で話したりしてます。だから、現在進行形で俊哉とユマの関係性な気がしてます(笑)。

――その関係性は撮影中からずっと?

そうですね。彼女がどういう人間かっていうのがわかる本当にいい撮影だったので、彼女とこれからも付き合っていくうえで、自分が彼女に何を与えられるかっていうことは考えました。こうやって作品がきっかけで人生がつながっていくっていうのは面白いですね。それくらい密な現場を作ってくれたHIKARI監督に感謝ですし、そう思わせる仕事をしてくれた明ちゃんにも拍手です。

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――実際の佳山さんはどんな方なんですか?

マイペースで悩み屋さんです。今の僕らの関係性の中に障害っていうのはなくて、一人の女の子として、とても面倒くさい心を見せてくれている感じがします(笑)。それはすごくハッピーなことですね。みんなこうなれればいいなと。 差別をやめようとか議論をする前に、まずちゃんと相手と触れ合うとか、それだけで何か進むんじゃないかなって。

今、僕が明ちゃんにできることは、 彼女の周り以外の広い世界をどうやって見せるか。僕もこの作品で国境を越えて映画を全世界で見てもらえるきっかけをもらったし(ネットフィリックスで全世界配信)、広い世界にはいろんな人がいっぱいいて面白いこともいっぱいあるんだよってことを、明ちゃんにも、この映画を観てくださる方にも伝えられたらいいな、って思いますね。

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――では、観客にどんなところを観て欲しい、というのはありますか?

どんなところというより、もうただ本当に観てくれるだけでいいかも。僕、ここまで自分が出た作品を観て欲しいって思ったのは初めてかも知れない。監督が一つの使命感を持ってこの映画を作り、その使命感に賛同して僕らも参加させてもらっているから。だから、この先の僕の使命は、いかにこの映画を多くの人に観てもらえるようにするか、ってことだと思います。

今ってただ生きることすら難しいというか、辛いことも多いですよね。この映画は障害者の彼女が主人公だけど、そこに対するお涙頂戴の物語ではないんです。一人の女性の成長の物語なんです。知らず知らずのうちに自分の中で作ってしまっていた偏見や境界線を取っ払える映画なので、障害者のことに限らず、自分の中の感覚を見つめ直せるきっかけになれたらと思います。

僕自身は自分の心はどこまで健常者であると言い切れるのだろうかって考えました。体に不備はないけど、心の不備っていうのは果たしてどうなんだろうかって。それを急に突きつけられる気がしましたね。

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――私も身体的には障害はないですけど、世間と比べて少数派の部分はたくさん持っていて。障害者の方も単に世間の数と比べると少数派なだけで、逆に今の自分の身体が世間の数と比べて少数派であったら、自分が障害者となるわけで。決して自分とは関係ないっていう話ではないんですよね。

障害者の方と、自分との違いって何だろう、って考えたときに、この社会の中では物理的に大変なことは多いと思うんです。そこは僕らに合わせてもらっているから。だから、当たり前にそこに協力するっていう環境ができたら、社会は初めて0からスタートできるのかなっていう感じはします。今ってどうしても自分のことだけで精一杯になってしまうから。でもそれが何も考えずに反射で、当たり前の反応としてできる人が増えていったらいいなって思います。この映画がそのきっかけになれたらいいなって。ただそんなことも関係なく、僕はこの映画がただただ面白いと思うし、大好きです。

プレゼント応募要項


映画『37セカンズ』の公開を記念して、大東駿介さんの直筆サイン入りポラを抽選で1名様にプレゼントいたします。

応募方法は下記の通り。
(1)エキサイトニュース(@ExciteJapan)の公式ツイッターをフォロー
(2)下記ツイートをリツイート
応募受付期間:2020年2月6日(木)~2月20日(木)18:00まで

<注意事項>
※非公開(鍵付き)アカウントに関しては対象外となりますので予めご了承ください。
※当選者様へは、エキサイトニュースアカウント(@ExciteJapan)からダイレクトメッセージをお送りいたします。その際、専用フォームから送付先に関する情報をご入力いただきます。
※当選した方に入力いただく情報はエキサイト株式会社がプレゼント発送に使用するものです。また、提供された個人情報は、同社サービスに関する連絡に限定して利用されます。
※DMでお伝えした期日までに返信をいただけなかった場合は、当選無効とさせていただきます。
※一部の地域では配達が遅れてしまう場合がございます。予めご了承ください。

皆さんのご応募をお待ちしております!
(エキサイトニュース編集部)

作品情報


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映画『37セカンズ』
2月7日(金)全国ロードショー
出演:佳山明、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子、熊篠慶彦、萩原みのり、宇野祥平、芋生 悠、渋川清彦、奥野瑛太、 石橋静河、尾美としのり/板谷由夏                        
脚本・監督:HIKARI
(c)37 Seconds filmpartners
公式サイト:http://37seconds.jp/

ストーリー
東京郊外に暮らす、23歳の貴田(たかだ)ユマ(佳山明)は、シングルマザーの恭子(神野三鈴)と二人で暮らしている。恭子は身体に障害を抱えるユマを、過剰に面倒を看ることがあって、ユマには少し疎ましくもある。

ユマは、親友で、少女コミックの漫画家・SAYAKA(萩原みのり)のゴーストライターをしているが、それは二人だけの秘密だった。アイドル並の容姿を持つSAKAYAはサイン会でも人気者。そんな姿を見て、ユマは羨ましく思うのだった。

自分の名前で、大好きな漫画を描きたい。SAKAYAの担当編集者(宇野祥平)にも、原稿を見せるが、「メチャクチャ素晴らしい作品ですが、SAKAYA先生の作品に似過ぎちゃいますかね」と一蹴されてしまう。そんな時に目にしたのは、公園の片隅に捨てられたアダルトコミック誌。ユマは編集部に電話すると、「原稿を持ってきて」との返事をもらう。

出版社で対応してくれたのは編集長の藤本(板谷由夏)。パラパラとページをめくりながら、「作品はいいけど、リアルさに欠けるんだよね。作家に経験がないのに、いい作品は作れないのよ。妄想だけで書いたエロ漫画なんて面白くないでしょ」と一蹴される。漫画を完成させようとするユマは、自分で経験しなければ描けない――その思いは自我と自立の第一歩となる。

やがて、ネオン煌めく歓楽街で出会った電動車いすを自在に操る障害者のクマ(熊篠慶彦)、障害者を中心にサービスを行うデリヘル嬢の舞(渡辺真起子)、介護福祉士・俊哉(大東駿介)との出会いが新たな世界の扉を開いていく。そしてユマはある事実を知ることになる。

Profile

大東駿介(ダイトウシュンスケ)

1986年3月13日生まれ、大阪府出身。2005年ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ)で俳優デビュー。以降、数々のドラマ、映画、舞台などに出演。2019年もNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』を始め、ドラマ『特命刑事 カクホの女 2』(テレビ東京)や、映画『108〜海馬五郎の復讐と冒険〜』、舞台『美しく青く』などと幅広く活躍。現在は2月1日(土)より放送スタートとなったよるドラ『伝説のお母さん』(NHK総合)に出演中。


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