【NiziU】ボーカルの要「ニナ」 15歳末っ子の恐るべきスペック<略歴・キャラ分析>
左上から時計回りに、アヤカ、ミイヒ、マユカ、リマ、リク、リオ、ニナ、マヤ、マコ

メインボーカルとしてNiziUの重責を担う15歳

プレデビュー曲「Make you happy」は、日本語だけでなく韓国語バージョンのビデオも公開され、早くもグローバル・ガールズグループとしての実力を見せている NiziU(ニジュー)。世界で活躍するガールズグループを育成するために、日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメント(以下、JYPエンタ)が開催した『Nizi Project』から誕生した、マコ、リオ、マヤ、リク、アヤカ、マユカ、リマ、ミイヒ、ニナの9人からなるガールズグループだ。

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過酷なオーディションを乗り越えてNiziU入りを果たしたのが、ニナだ。
ニナはアメリカ・ワシントン州出身、アメリカ人の父、日本人の母を持つ15歳。最年少メンバーだが、突き抜けるような高音と確かな歌唱力で、NiziUのメインボーカルとしての重責を担っている。


『Nizi Project』でのニナといえばやはり、ボーカル力がまっさきに思い浮かぶ。地域オーディションでは名古屋在住にもかかわらず、名古屋会場のエントリーに間に合わず、仙台会場に参加。オーディション参加者唯一、入り口のドアをノックした礼儀正しさも驚きだったが、「2年前に日本に来た」というのに完璧な日本語力は総合プロデューサー、J.Y. Parkを驚かせた。「日本に来た時は、ぜんぜん日本語ができなかったけれど、みんなとコミュニケーションが取れないのが悔しくて勉強した」という。


しかし実力は、日本語だけではなかった。安田レイの「Brand New Day」ではその伸びやかな歌声、TWICEの「What is Love? -Japanese ver.-」ではダンスの見事な表現力で、J.Y. Parkに「あなたは完全にスター。パフォーマンスに自分のキャラクターがそのまま現れているのは、特別なことです。これくらい驚くべき才能はなかなか見られなかったです。今回のグループにこれで自信が持てました」と、絶賛を浴びて合格。

1万人から26人に絞られた東京合宿は、最初に苦手なダンスレベルテストが行われ、24位と大苦戦したが、得意のボーカルレベルテストでは2位と一気に順位を上げる。
そして、スター性テストで披露した「ラジオ番組」では、DJだけでなく、オープニング曲とBGMの作曲にも挑戦。「それぞれの役割に合った曲になっています。14歳で(編注:オーディション時)ここまでのものを作れたということに驚きました。そして、スター性という課題で、BGMまで作ってラジオ番組をすることを考えたこと自体にびっくりしました」とユニークな発想力と実行力をJ.Y. Parkに褒めちぎられた。

東京合宿最後のショーケースでは、マユカと同じチームで「DALLA DALLA」(ITZY)をパフォーマンス。練習ではミスを連発していたが、本番では本領を発揮し、J.Y. Parkに「踊りながら歌うことが、Nizi Projectの参加者の中でいちばん上手いです。
力を抜いた状態で高音を出せることが他の人と違っている。プロデューサーの立場としては、ニナさんのような人がいるかいないかではとても大きな差です」
と歌を絶賛され、最終順位7位で韓国合宿への切符を手にすることができた。

【NiziU】ボーカルの要「ニナ」 15歳末っ子の恐るべきスペック<略歴・キャラ分析>
日本では2PMやTWICEを世界的に成功させたプロデューサーとして知られるJ.Y. Park

「期待していた最高レベル」という最上級の賛辞を受けたファイナルステージ

13人に絞られた韓国合宿。最初の個人レベルテストでは、得意の英語を活かしたチャーリー・プースの「Attention」を歌った。 J.Y. Parkが「声のコントロールが大事」と言っていたこの曲を歌い終わると、「14歳でこのレベルは、本当にありえない。高音の美しさはすでに証明してくれていたので、この歌は、違う一面を見せるために選んだんだと思いました。でも、歌唱力を見せようとするあまり、歌うときに大事なポイントをたくさん逃していたし、リズム感も良くなかった。
歌唱力を見せようとするのではなく、その曲の味、雰囲気、特徴を最大限活かすことを考えて歌うことがこれからの成長のポイント。期待が大きすぎたせいか、少し残念なステージでした。次に期待しますね」
とがっかりされてしまう。

しかし、次のチームミッション「Dance The Night Away -Japanese ver.-」(TWICE)で「ニナさんの高音は、プロデューサーの立場としては大きな武器です。プロデュースする時にどれだけ有利か」と、再びJ.Y. Parkの信頼を取り戻すと、チームバトルの「ICY」(ITZY)のサプライズレッスンに現れたJ.Y. Parkに、「曲が合っていますね。ニナさんが高音パートを上手に歌いあげるから、チーム全体としてすごく安定感がある」と歌唱力を褒められ、本番に臨むと、チームバトル本番のステージでも、「ダンスが上手い3人と一緒に踊って、悪目立ちしていなかったというのは驚くべきことです。
褒めてあげたいです。そして、ニナさんが高音を全て解決してくれますね」
と、ダンスの成長も認められ、ファイナルステージへ駒を進めた。

ファイナルステージでは、マヤ、リマ、ミイヒ、マユカ、リクという、ニナを含め、すでにキューブを3個集めたメンバーが4人もいる“マヤチーム”に所属。曲に対する理解力と表現力が必要だという初のオリジナル曲「Boom Boom Boom」ではJ.Y. Parkに、「ニナさんはダンスに対する自信がないのが問題です。上手くできているか気にしすぎて、自分を表現する余裕がない。大丈夫、自信を持って。
今はもう上手に踊れています」
と鼓舞される。

そして最後のステージとなる「Make your happy」では、特別審査員の2PMウヨンに、「音楽番組にプロとして堂々とデビューできるチーム」とチーム力を評価され、J.Y. Parkには、「ニナさんは、歌手の練習生の経験はありませんよね? それを考慮した上で、期待していた最高レベルまで来ました」と最大級の賛辞を受けて、6ヶ月に渡り繰り広げられた4つのミッションを終えた。
【NiziU】ボーカルの要「ニナ」 15歳末っ子の恐るべきスペック<略歴・キャラ分析>
いよいよ、結果発表。13人がステージ上に1列に並び、1位から順番に合格者の名前がJ.Y. Parkから告げられていく。どんどん不安な表情になっていくニナだったが、J.Y. Parkに名前を呼ばれたとたん、泣き崩れてしまう。MCのTWICEサナに「待っている間、すごく緊張したと思いますが、今のお気持ちはいかがですか?」と聞かれ、「韓国に来てから約半年間経ったんですけれど、いろいろ学べて、素敵な12人と長い時間を過ごせてとてもありがたいです。いつも温かい目で見守ってくださった、家族、視聴者の皆さん、ありがとうございます。これから頑張ります」と涙ながらに感謝の言葉を伝えた。

誕生日を迎え、まだ15歳ながら、実力に加えて、真実・誠実・謙虚というJYPエンタの価値観を持ち合わせているニナ。彼女の国際感覚も、グローバル・グループとして、大きな武器になるはずだ。NiziUのボーカルの要となる黄金マンネ(末っ子)の未来は、輝きに満ちたものになりそうだ。
(坂本ゆかり)

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