左上から時計回りに、アヤカ、ミイヒ、マユカ、リマ、リク、リオ、ニナ、マヤ、マコ
J.Y. Parkに「すべてが揃っている」と言わしめた実力
プレデビュー曲「Make you happy」は、日本語だけでなく韓国語バージョンのビデオも公開され、早くもグローバル・ガールズグループとしての実力を見せている NiziU（ニジュー）。世界で活躍するガールズグループを育成するために、日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメント（以下、JYPエンタ）が開催した『Nizi Project』から誕生した、マコ、リオ、マヤ、リク、アヤカ、マユカ、リマ、ミイヒ、ニナの9人からなるガールズグループだ。【レビュー】NiziU「気付き」と「成長」をもたらせるJ.Y. Parkの名言で振り返るメンバー紹介
ミイヒは、京都府出身の15歳。
大阪で行われたTWICEのコンサート会場でスカウトされ、韓国のJYPエンタの練習生になったという。同じくメンバーに選出されたJYP練習生だったマコ、リマと一緒に、地域オーディション・東京会場に参加したところからNiziUへの物語が始まる。
地域オーディションには1万人超が参加。3次審査から全国での審査に参加した総合プロデューサーのJ.Y. Parkに「地域予選で特に印象に残った参加者は3人ほど。特にJYP練習生のミイヒは、スターになる準備が出来ている子。すべてが揃っている」と言わしめたミイヒ。
そこから26人に絞られた東京合宿でも、「CHEER UP -Japanese ver.-」（TWICE）でのダンスレベルテストで「指摘するところがない」と2位、「雪の華」（中島美嘉）でのボーカルレベルテストで「14歳だなんて信じられない！」と3位と、J.Y. Parkに終始絶賛され、ずっと上位をキープしてきた。
スター性テストで披露したバトンでは、「スターとは、自分がどんな魅力を持っているかを知っている。ミイヒの魅力を完璧に見せてくれたパフォーマンスでした」と、ここでも高評価をもらっている。
そして、東京合宿最後のショーケースでは、「TT -Japanese ver.-」（TWICE）チームのリーダーに。メンバーのひとりが怪我のために途中降板し、パート割やフォーメーションが変わるというアクシデントを乗り越えたパフォーマンスとなったが、特別審査員のTWICEモモは、「自分のパートの表情がかわいい。見ていて楽しかったです」、サナは、「途中に(TWICEの)モモちゃんやダヒョンちゃんの表情が見えて、すごく楽しかった」とパフォーマンスを絶賛。
J.Y. Parkからも「今日のチームリーダーで褒められた人はいない。リーダーは、期待値がとても高いからです。でも、ミイヒさんだけが僕を驚かせてくれました。ダンス、歌、表情、欠点がない。最高のステージ。全員の中で一番上手でした」と最大級の称賛を受け、マコに続く2位で韓国合宿へ駒を進めた。
日本では2PMやTWICEを世界的に成功させたプロデューサーとして知られるJ.Y. Park
J.Y. Parkも驚く、恐ろしいスペックを持った15歳
韓国合宿最初の個人レベルテストでミイヒは、「今までと違う自分を見せたい」と、セクシーで大人なイメージを持つWonder Girlsの「Nobody (Rainstone remix)」に挑戦。「東京合宿で2位と3位になったときに、悔しがっていた。“私は特別” “2位や3位で満足できる人じゃない”という気持ちが見えたんです」と期待するJ.Y. Park。その期待に応えるように完璧なパフォーマンスを見せたミイヒに、J.Y. Parkも「最初のフレーズを歌い始めた瞬間に、キューブをあげようと思いました。その後にどんなミスをしたとしても。ダンスも歌も完璧だったし、感情もしっかり伝わってきました。練習生には見えませんでした」と大絶賛で、初めての個人順位1位を獲得することができた。
続くチームミッションでは、ミイヒ、リマ、アヤカの“Sun Rise”チームのリーダーになるが、学校の関係で1週間、日本へ帰国しなければならないというハンデを負ってしまう。悪条件の中で披露した「Very Very Very」（I.O.I）だが、J.Y. Parkは「ミイヒさんは、曲によって別人になる。15歳なのになぜそんな表現ができるのかがわかりません。曲に入り込む能力が優れている。それが違う魅力を作ってくれるのかもしれません」と、ここでも称賛を得るに至った。
スタートから絶賛続きだったミイヒが、唯一酷評されたのが、チームバトルの「Feel Special」（TWICE）だ。
「今までで一番残念。声が出てないし、歌も不安定。ダンスも縮こまって、表情まで固まっていました」と指摘するJ.Y. Park。「はじめの頃は、何も考えずにステージを楽しんでいました。最近は、指摘されたことなどを考えすぎてしまって、心から楽しめていなかったかもしれません」というミイヒに、J.Y. Parkは「ファイナルステージでまた実力を100％発揮してほしい」とエールを贈った。
12人に絞られたファイナルステージは、マヤ、リマ、ニナ、マユカ、リクと共に、“マヤチーム”で“マコチーム”と対決。
「Make you happy」を歌い終えると、「今回の『Nizi Project』を通して忘れられないステージを選んでくださいと言われたら、ミイヒさんが歌った『Nobody』が最初に思い浮かびます。この子の才能と可能性はどこまで伸びるのか、もっともっと成長してほしいという気持ちです」と最後まで絶賛。チームミッション以降スランプ気味ではあったが、NiziUメンバー入りを果たした。
（坂本ゆかり）
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