
なるべくして、NiziUのリーダーに選ばれたメンバー
日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメント(以下、JYPエンタ)が開催したサバイバル・オーディション番組『Nizi Project』から誕生したマコ、リオ、マヤ、リク、アヤカ、マユカ、リマ、ミイヒ、ニナの9人からなるガールズグループ NiziU(ニジュー)。一人ひとりのキャラクターをオーディションの言動から分析する連載企画。まずはグループのリーダー マコ からお届けする。【レビュー】NiziU「気付き」と「成長」をもたらせるJ.Y. Parkの名言で振り返るメンバー紹介
マコは福岡県出身の19歳。中学2年のときに、JYPエンタの公開オーディションに上位で合格して練習生になった日本人がいると知り、JYPエンタ入りを志望。そして、中学3年時に受けた公開オーディションで3,500人中3位という好成績で合格して韓国に渡り、晴れてJYPエンタの練習生となった。
2年7ヶ月、JYP練習生として過ごした成果は、『Nizi Project』で常に上位をキープし、最終順位1位でNiziUメンバーとして選出されたことにも現れた。それは、彼女の努力の結果だ。毎日、自分の課題を「To Doノート」に書き出してチェックし、できないことはできるまで何時間も練習してきた。
最終評価で「マコさんのいるチームは、いつもチームワークが素晴らしい。マコさんは、このプロジェクトで練習生の手本になり、力となりました」とJ.Y. Parkも評したが、メンバー最年長、マジメな性格と強い責任感は、なるべくして、NiziUのリーダーに選ばれたメンバーといえる。
ピンチ! 東京合宿最終審査で初の酷評
地域オーディションの東京会場に、マコ、リマ、ミイヒという、NiziUに選ばれたJYP練習生3人が一緒に臨んだが、キャリアも長く最年長ということもあり、常に年下組を励ましてきたマコには、初登場からリーダーとしての片鱗が見えていた。金髪のロングヘア姿で、ボーカル:「フリージア」(Uru)、ダンス:「You're the one」(J.Y. Park)を披露。J.Y. Parkに「話すように歌えていたし、ダンスも緩急の区別ができていた。完璧です。2年間、本当に誠実に練習してきたようですね。
1万人を超える中から26人に絞られた東京合宿は、ダンス、ボーカル、スター性、人柄を審査し、その都度合格の証のキューブが与えられるというもの。
マコはロングだった髪をミディアムにして、ダンスレベルテストでJYPが誇る野獣アイドル2PMの「I'll be back -Japanese ver.-」をパフォーマンス。この曲のために筋トレまでしたというマコの力強いダンスと鋭い視線に、見ているものすべてが引き込まれ、1位を獲得。思わず拍手したJ.Y. Parkは、「オーディションで涙が出たのは初めて。感動的です。一生懸命生きている人のようですね」と彼女の本質を見抜いていた。

中島美嘉のバラード、「雪の華」を歌ったボーカルレベルテストでも、1位に! マコが生み出した世界観にJ.Y. Parkも「スターになる準備ができている子」と大絶賛。聴く人の心を揺さぶったこの曲は、両親への感謝を込めて歌ったのだそう。
スター性テストでは「レモンを無表情で食べて習字を書く」というトリッキーなネタでキューブを獲得。習字で「点滴穿石」(てんてきせんせき)としたためると、「参加者一人ひとりの力は小さいが、チームとして協力すれば大きな力となり、ミッションが達成できる」と説明。ここでも選んだ言葉がリーダーとしての資質を垣間見せた。
初のグループバトルとなったショーケースでは、NiziUに選ばれたアヤカと同じチームで「Again & Again」(2PM)をパフォーマンス。J.Y. Parkにリーダーとしてチームワークの良さを褒められたが、「実力が発揮できていない」と、個人評価で初めて酷評されてしまった。しかし、トレーナー陣、参加練習生の投票による人柄評価でキューブを獲得。4つの評価すべてでキューブを得て、最終総合評価1位で韓国合宿への切符を手に入れた。
リーダーとして歌手として、さすがマコ!
13人に絞られた韓国合宿では、6ヶ月かけて「可能性を実力に変え、どれだけ成長できるか」が見極められた。最初の個人レベルテストでは、ソンミの「24 hours」を披露。これまでJ.Y. Park、2PMという男性アーティストの曲をパフォーマンスしてきたマコにとって、女性らしいラインでセクシーさを強調するパフォーマンスは挑戦といえるもの。しかし、ここでも「現役女性歌手の中でも、この振付でこんなにも安定して歌える人が何人いるか!」と絶賛されて、2位に輝いた。
個人レベルテスト以降は、ガールズグループ結成のためのチーム評価に突入。チームミッションでは、マコ、マヤ、リオという実力派チーム“Mr. お姉さん”で「Swing Baby」(J.Y. Park)に挑んだ。チームワークを高めるために、マコが宿舎でマヤとリオに、手作りのチーズインハンバーグをふるまうという、ほっこりエピソードもあったが、パフォーマンス後に、「3人の仲がよくないとできないパフォーマンス。本当にリーダーの役割が大事」と、ここでもリーダーシップをJ.Y. Parkに褒められ、Mr. お姉さんチームは勝利をおさめ、個人順位でもマコは3位という上位を獲得した。
ファイナルステージに向けた最後のミッションとなったチームバトルでは、「オールマイティ、マコ」と自己紹介。
東京でのショーケースで酷評されたときと同じ2PMの楽曲だったが、「合宿と違って余裕があった。ずっと同じことを言っているけれど、素敵。完璧。足りないところがない。リーダーとして歌手として、さすがマコ!」と、またもやJ.Y. Parkが大絶賛。チーム順位は3組中最下位となったが、個人順位で再び1位を獲得し、ファイナルステージへ進んだ。

冒頭で紹介した「マコさんのいるチームは、いつもチームワークが素晴らしい。マコさんは、このプロジェクトで練習生の手本になり、力となりました」というJ.Y. Parkの言葉は、このファイナルステージでの評価だが、最後までJ.Y. Parkもベタ褒めで、NiziUメンバーに確定した。
決定直後にマコは、「デビューするために3年前、韓国に渡ってきました。目標であったデビューをやっとつかみ取ることができたので、これからはもっと夢を大きく広げて、世界に羽ばたきたいと改めて思いました」と抱負を語った。
ここまで紹介してきたように、歌もダンスも常に上位をキープしてきたオールマイティな実力と、メンバーたちをまとめるリーダーシップを持つマコは、NiziUでもリーダーに就任。『Nizi Project』を見続けていたファンには、「マコがリーダーなら大丈夫!」という安心感を与えてくれたはず。彼女の誠実さは、NiziUのカラーのひとつになっていくだろう。
(坂本ゆかり)
NiziUのメンバーのキャラクターを分析するスペシャル企画掲載中
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