
ジャニーズWESTが配信ライブ開催
ジャニーズWESTが無観客の生配信ライブ『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2020 W trouble』を12月11日~13日の3日間にわたり、計5公演を開催した。【関連記事】ジャニーズWESTの“おバカ”ぶりと即興コントがしっかり面白い
当初、2020年3月から予定していたツアーに向け、藤井流星を中心にメンバーでじっくり話し合って作り上げた構成・演出に、配信ならではのパフォーマンスを詰め込んだライブになった。
オープニングのセットは、アルバムリード曲「W trouble」の特典映像でメンバーが扮した、”芸術が禁止された世界”に抗うグラフィックアート集団”W trouble”のショートムービーのような世界観。ドラム缶やハシゴが無造作に置かれた空間で、ド頭からワイルドな楽曲でカッコいいジャニーズWESTを魅せつけた。
一転、ステージ上のLEDビジョンがくるりと180度回転すると、海外の街の裏路地のような世界が出現。「Try me now」では階段やポールを配したセット内を縦横無尽に動き回りながら、7人がパルクールを初披露した。
神山智洋が作詞・作曲、振り付けを担当した「Survival」の躍動感あふれるダンスや、「Special Love」の冒頭に響かせた7人のアカペラなど、進化を続けるジャニーズWESTの今を次々と見せた。
2020年を代表する楽曲「証拠」は、ジャニーズWESTのライブでは初となるバンドを背負って熱唱。生音と7人のエモーショナルな歌声が重なり、より熱いパフォーマンスに。また、2021年1月13日にリリースとなる新曲「週刊うまくいく曜日」を初パフォーマンス。横ノリの心地よいバンドサウンドにのせて、メンバーも気持ちの赴くままに体を揺らし、画面の向こうへ新たな応援歌を届けた。
それぞれが違う色で楽しませたユニット曲や、アゲアゲな曲をたっぷり盛り込んだメドレーでは会場にうめつくされた“応援うちわ”の中を駆け巡り、うちわに書かれたメッセージに応えて画面越しにファンとの距離を縮める配信ならではの演出で、最後まで飽きさせないライブを作り上げた。
小瀧望は最後の挨拶で、「エンタメを皆さんに届けられる幸せを噛みしめて、夢のような気持ちです」と久々にステージに立つ想いを伝えた。
”ジャニーズWEST史上、もっともカッコいいライブ”であり、これまでの経験の中から導き出した“今のジャニーズWESTらしさ”を体現した生配信ライブとなった。
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