シンジが海を知らなかったことに対し、加持さんが「海の生物が腐ったにおいだ、生きていた証なのさ。あの何もない赤い水とは違う、本当の海の姿なんだよ」と言っているシーンも要チェック。人間の食べる絶対量に供給は追いついておらず、普通の子供達は「海」に代表される自然の本当の姿をほとんど見ていません。

レイは今回も肉を食べません。旧TV版と同じです。にんにくラーメンチャーシュー抜き、は有名。ローソンではこれをネタにしたカップラーメン「にんにくラーメンチャーシュー抜き」が本当に発売されました。それ、にんにくラーメンじゃないか! 買ったけど。

味噌汁は『破』で何回も出てきますが、魚がない=ダシがとれない、と考えると、化学調味料の可能性は大きそうです。

●宇宙食●
Green tea 150ml hot water(60℃)
ゲンドウと冬月が宇宙に行った時にふわふわ浮いている緑茶パックです。宇宙食らしく、ちゅうちゅうと吸うタイプの模様。しかし60℃のパックって熱いですね。このシーンの前に、レイがシンジの味噌汁を「おいしい」と言うカットが入るので、無機的な緑茶との比較が目立ちます。

●トウジの昼食●
牛乳、焼きそばパン、ハンバーガー
貼られているシールの成分表を見ると、使用しているのはポークハム、マヨネーズなど。卵を使った食品は頻繁に出てくるので、このへんの供給は足りているようです。ハンバーガーもポークハムってのはちょっと面白いところ。

●シンジの作るお弁当●
タコさんウインナー、卵焼き、ブロッコリー、プチトマト、スパゲッティ、フライ(?)、ごはん、おとなのふりかけ
「おとなのふりかけ」ってのがいいですね。ウィンナーが、ケンスケの言うところの「9割人造肉」かと思われます。食感が同じで味がおいしくない、というところの様子なので、まさに味付け次第。

シンジの料理はアスカや加持さんを含む全員に絶賛されていますが、それだけ料理が大変な時代の様子。レイやアスカの料理シーンは微笑ましいものですが、実際、おいしくするのは至難の業っぽいですよ。

旧TV版では委員長こと洞木ヒカリがお弁当を作るシーンがありますが、今回はなし。『破』ではアスカと一緒にお弁当を食べているシーンがあるので、お弁当作り自体はこの世界でも日常的で大切なようです。シンジがレイに渡すお弁当の箸箱に描かれたキャラは、安野モヨコのマンガ『オチビサン』のキャラだったりしますので、チェックしてみてください。

●レイとゲンドウの食事●
ゲンドウ:ステーキ、ポテト、パン
レイ:錠剤、『NERV ONLY』とかかれたゼリー飲料
レイのこれは食べ物といえるのか……。栄養だけ取れればイイ、の極みです。ゼリー飲料は、オペレーターの一人伊吹マヤが通勤する時にも摂取されています。

ゲンドウはステーキらしきものを食べていますが、実質何を食べているのかは不明です。ただ、彼の地位を考えるとそれ相応に良い物……例えば「10割自然肉」を食べている、という贅沢の可能性も。

二人の食事があまりにも、この作品としては両極端に描かれているシュールなシーン。じっくり見てみてください。

●加持さんのスイカ畑
食事シーンではないですが、加持さんはTV版同様スイカ作りが趣味です。守られた都市内部では、水田の存在もあります。湖も青い。隔離された一部地域では、畑や田んぼによる野菜や稲の生産は今も行われています。

●駄菓子屋のアイス●
ガリガリ君ソーダ味のような色と形のアイス。他にもカップ入りアイスも売っています。このへんは90年台放映当時の雰囲気のままです。当たり付きって今あんまりないんですよね。ホームランバーとか、ブラックモンブランとかくらいでしょうか。トウジのアイスはハズレ。ここは要チェック。TV版ではあたりでした。それが何を意味するかは観てのお楽しみ。