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『おかえりモネ』第53回 住人は百音たちだけじゃなかった “借りぐらしの宇田川さん”気配だけ登場

『おかえりモネ』第11週「相手を知れば怖くない」

第53回〈7月28日(水)放送 作:安達奈緒子、演出:梶原登城〉

『おかえりモネ』第53回 住人は百音たちだけじゃなかった “借りぐらしの宇田川さん”気配だけ登場
イラスト/AYAMI
※本文にネタバレを含みます

※『おかえりモネ』第54回のレビューを更新しましたら、Twitterでお知らせします


2016年、8月。百音(清原果耶)は東京の夏を初めて経験する。

【レビュー一覧】『おかえりモネ』のあらすじ・感想(レビュー)を毎話更新(第1回〜第53回掲載中)

謎の住人・宇田川さん

百音と明日美(恒松祐里)を怖がらせた、深夜に風呂を掃除している汐見湯の謎の住人は、昔からの住人・宇田川という人物だったことがわかる。長いこと引きこもっていて、夜中になると風呂を掃除してくれる良い人らしい。菜津(マイコ)も、祖父母(小倉肇・沼田爆/光子・大西多摩恵)も「良い人」を強調する。

菜津は彼の存在を隠していたことを謝罪し、もしいやだったら引っ越しにかかった費用を負担するから部屋を解約してもいいと弱気。最初は薄気味悪く感じていた百音と明日美だが、害がないので問題にしなくなる。

マンションやアパートだったらともかく、共有場の多いシェアハウスでオープンになってない事情があるのはちょっと困る。菜津が最初に話しておくべきではあるが、百音は気にしない。明日美は「東京は怖いとこなんだよ」とあたふたしていたが、数日後に「慣れた」とけろっと言い放ち、「すーちゃん、順応するの早い〜」と百音を感心させる。要するに、百音も明日美も良い人なのである。

宇田川さんは珍しい、シェアハウスの引きこもりだろうか。今後、暮らし方が多様になっていくにつれ、8050問題もあって自宅で引きこもることができなくなった者がシェアハウスで引きこもる、そういう現象も起こってくるかもしれない(宇田川さんは50代ではなさそうだが)。

『おかえりモネ』第53回 住人は百音たちだけじゃなかった “借りぐらしの宇田川さん”気配だけ登場
写真提供/NHK

自分たちと生活が違う人たちとの共生の物語といえばジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』が思い浮かぶ。小人の家族が人間の家の床下に隠れ住んでいる話である。小人も人間もどちらもこの地球で生きている者同士であって、優劣はない。命ある者がそれぞれのやり方で生きて互いが尊重し合うことの大切さを知る物語であった。

『モネ』の宇田川さんも風呂場の掃除をして役に立っていて、菜津たちは彼が外に出ず人と会いたくない気持ちを受け入れている。それだけで汐見湯は風通しのいい場所だと感じるではないか。宇田川さんを“借りぐらしの宇田川さん”と呼びたい。

菜津の祖父母がいつのまに

東京編に入ってから、アバンタイトル(オープニングの前)で前回の振り返りを行うようになった『モネ』。第53回は前回どころか、明日美が汐見湯にやって来た第48回まで遡る。東京の百音と明日美編の振り返りになってしまった。こうなるともう土曜日の一週間の振り返りはいらないのではないかという気がしてくる。

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おかえりモネ

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NHK「連続テレビ小説」第104作目の作品。宮城県気仙沼市の離島・亀島で育った清原果耶演じるヒロインの永浦百音が、気象予報を通じて幸せな「未来」を届ける希望の物語。2021年5月17日~放送中。

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