岸信夫防衛大臣は28日の記者会見で「今月12日~26日にかけて中国艦艇が対馬海峡~津軽海峡~宗谷海峡を経て伊豆諸島周辺を航行し、日本列島をほぼ周回するような形で航行したことを確認した」とした。


 ロシア艦艇も15日から21日にかけて同様の航行を行っているとし「中・露艦艇が短期間に同様の航路でわが国を周回するような形で航行したことは、両国によるわが国に対する軍事プレゼンスの誇示であり、示威行動と考えられる」との受け止めを示し「防衛省として懸念を持って関連動向を注視していく」と語った。


 岸大臣は21日~24日にかけて中国海軍艦艇が沖縄本島と宮古の間及び与那国島と台湾の間において航行するとともに、23日、24日には中国の爆撃機や情報収集機が沖縄本島と宮古島の間を往復して飛行したことを確認した、とも述べ「わが国周辺海空域における動向について引き続き注視するとともに警戒監視活動に全力を挙げる」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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