◆JERAセ・リーグ 巨人5―1中日(22日・前橋)

 巨人が”ヤングG”の活躍で中日に連勝した。プロ初先発となった新3番・石塚裕惺内野手が2回に初長打が初打点となる右越え三塁打で2点を奪い、阿部監督の抜てきに応えた。

投げては中11日の登板となった竹丸和幸投手が5回6安打1失点、10奪三振の快投で3勝目をマーク。初登板で勝利した新人投手が4戦3勝とし、球団8人目の快挙となった。

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 押し込んだ分、もうひと伸びした。石塚の打球は大きな弧を描き、右翼フェンスに直撃した。1点を先制した2回、2死一、三塁。負傷離脱した泉口の定位置、3番に座った若武者が快音を響かせた。一塁のキャベッジまで生還する2点タイムリー三塁打。前橋市の巨人ファンが大歓声を送る中、三塁ベース上で自軍ベンチに向かってガッツポーズした。「有利なカウントだったので積極的にいきました。チャンスで1本が出て良かったです」。今季初ヒットがプロ入り初打点。通算2安打目はこれまた初の三塁打で球場を沸かせた。

阿部監督は3番起用について「期待しているからこそ使ってるんで、チャンスをものにしてほしいなと。そのあとの打席は反省するところはあると思う」などと指摘も忘れなかった。

 その2回。初回の拙攻を挽回した。平山の四球からエンドランも使って塁を進め、竹丸のプロ初安打がセンター前ではずんだ。1死一、三塁。ここで1番・佐々木が右前へ先制タイムリーを放った。初回の無死二、三塁を生かせなかった打線が、すぐに新切り込み隊長のバットで修正。なおも2死一、三塁で阿部監督が期待する近未来の4番候補・石塚が長打で応じた。その後、ダルベックによる本塁と一塁の間に上がった飛球を中日内野陣が反応できず、強風に流されてポトリと落ちた。こんなミスも重なって、一気に4点を奪った。

 マウンドには竹丸。

開幕投手を務めたドラ1左腕は、ここまで3試合2勝1敗、防御率1・62と安定感は抜群。阿部監督はルーキーの疲れを考慮して登板間隔を開け、中11日での先発となった。初回は四球とヒットで1死一、二塁を背負ったが、連続三振で切り抜けた。2回も先頭に中前安打を許すも、3者連続三振の圧巻パフォーマンス。ピンチを背負うと一段ギアが上がり、直球とチェンジアップの切れが増した。5回は石伊に左中間二塁打を打たれて1点を失ったが、流れは渡さなかった。

 竹丸は、その5回で降板。6安打1失点で97球も要したが、10奪三振と圧倒し「リードしたままマウンドを降りられて良かった。ランナーを出しても粘ることができて良かったです」とコメントを寄せた。6回は田中瑛が上がり、四球からの三ゴロ併殺後に交代。左のボスラーに中川を送る念の入れようで3点のリードを守った。投手でリズムを作り、7回にダルベックが左翼席最上段への6号ソロで突き放す。

以降もお得意の継投策で逃げ切った。先発した竹丸が今季3勝目をマーク。初登板で勝利した新人投手が4戦3勝となり、球団8人目の快挙まで付いてきた。

 巨人は長野~前橋の地方球場で中日に連勝。21日の試合前に泉口が顔面に打球を受けて救急搬送されるアクシデントもあったが、全員で穴を埋めた。何より、3番に入った石塚の2点三塁打がチームに大きな流れを呼んだ。23日の移動日を挟み、24日からは敵地でDeNA戦に挑む。若い力に乗って、連勝街道を突き進みたいところだ。

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