立憲民主党の福山哲郎幹事長は19日の記者会見で安倍総理の通算在職日数が2886日と憲政史上最長の桂太郎氏に並んだことについて「われわれ野党が力不足だったことが長期政権の原因だ」と自戒も込め、政権担当能力向上へ意欲を示した。福山幹事長は桜を見る会を念頭に「(安倍政権)そろそろ散り頃だということだろう」と述べた。


 記者会見で福山幹事長は長期安倍政権に「レガシーも成果もない長期政権と言わざるを得ない。最大問題は国会の行政監視機能を壊したこと。外交も何ら成果が上がっていない。国民生活は豊かにならず、分断が広がっている」と指摘した。


 そのうえで「国民の皆さんに安倍政権の問題を明らかにし、政権を担わせていただけるだけの信頼を得られるよう、政権に向けたビジョンを含め国民の皆さんに問う準備を進めていきたい」と衆院解散・総選挙に向けた準備をすすめる考えを示した。


 また桜を見る会や前日の「前夜祭」問題について「記者のぶらさがり(取材対応)でなく、国会で説明責任を果たすよう」強く求めた。(編集担当:森高龍二)

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