アップアップガールズ(仮)が、10月10日(日)に東京・表参道GROUNDでワンマンライブ『アップアップガールズ(仮)マーブルエイトヒーロー』を開催した。ライブ中には、今年8人体制となったアプガ(仮)にとって最大キャパのワンマンライブ『アップアップガールズ(仮)2021 End of the Year』が12月19日に川崎CLUB CITTA’で行われることがサプライズ発表された。


【写真】新メンバーの成長が感じられた7人でのワンマンライブの模様【写真15点】

この日は、リーダーの関根梓(25)が頚椎症性神経根症の療養のためライブを欠席し、古谷柚里花(21)、鈴木芽生菜(21)、工藤菫(20)、鈴木あゆ(20)、小山星流(20)、青柳佑芽(19)、住田悠華(16)という、昨年12月に加入した新メンバー7人のみで挑むワンマンライブとなった。なお今回の公演は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮した形で行われ、観客はペンライトやハンドクラップでメンバーを応援した。

関根の思いを背負いステージに立った7人のメンバーは、「マーブルヒーロー」「イチバンガールズ」とアップチューンを歌唱し、ライブ冒頭からテンションマックスで飛ばしていく。自己紹介を挟んで、「バレバレI LOVE YOU Full」「メチャキュン▽サマー ( ́ ▽ ` )ノ」(※▽はハート)とかわいいポップな世界観を展開。メンバー7人は、曲のイメージごとに、自分たちなりに解釈した思いを歌とダンスに乗せていく。バリエーション豊かな表現からも、彼女たちの成長が見て取れる。


ここで、現体制初の試みとなるユニットコーナーが行われた。古谷、鈴木芽生菜、青柳、住田は、「FOREVER YOUNG」を明るく楽しくパフォーマンス。工藤、鈴木あゆ、小山は「愛愛ファイヤー!!」を情熱感たっぷりに届けた。

メンバー7人がステージに揃うと、7月にリリースした現体制初のシングルから「宣戦 Brand New World!」を披露。パワーみなぎるパフォーマンスは、全ての観客を圧倒する勢いだ。続けて、熱く燃え上がるナンバー「BIG BANG」をドロップ。


Crazy Sparky」は、現体制になって関根と古谷が歌い出しを担当し、2人のエモーショナルなハーモニーは鮮烈な印象を与えてきた。そのパートを、この日は古谷と鈴木芽生菜が務める。古谷のウォームなボーカルと鈴木芽生菜のクールなボーカルが相まって、楽曲はまた新たな輝き放ち観客を魅了した。

ライブのボルテージが高まる中、ライブは早くも後半戦に突入。7月のシングルからフレッシュなナンバー「一歩目のYES!」が届けられる。爽快な空気から一変させるように、メンバー7人はバーストチューン「アッパーレー」を放つ。
燃えたぎるパワーを爆発させると、アプガ(仮)に欠かせない代表曲「アッパーカット!」を炸裂させる。さらには、初の水着MVも話題になったアップチューン「ソラハレルヤッ!!」を披露。アプガの夏はまだまだ終わらないと言わんばかりに、会場の熱気を上昇させて観客の気分を雲ひとつない青空のようにアゲていった。
アプガ(仮) 新メンバー7人でのライブに感涙、川崎CLUB CITTA'をサプライズ発表【写真15点】


MCコーナーでは、メンバーがライブの感想を語っていく。青柳は「私は、TIFの出演が雨で無くなってしまったのがすっごい悔しくて、家でひとりでおうちTIFという奇行に走ったんです(雨天中止になったTIFでアプガ(仮)が披露する予定だった楽曲を、家でひとりで歌い踊り汗だくになるプレイ)。やっぱりひとりは大変でした。
やっぱりアプガの曲はみんなで歌うものだな、みんなでやるのは楽しいなっていうのを今日は改めて実感しました!」と語り、古谷は「(関根が欠席し)7人でライブするようになって2~3週間経ちます。私たちがアプガに入って最初の頃は、あーちゃんに付いていくだけで精いっぱいだったんです。でも、7人でライブをするってことによって、さらに絆が強くなった気がしました。アプガは10月中は7人でのライブになります。でも、あーちゃんが安心して帰ってこれるように、私たちは明日からまた日々パワーアップしていきたいです!」と、7人の道のりを振り返りつつ思いを語った。

新メンバーでワンマンライブを乗り越え、感涙するメンバー7人は、ファンとともにペンライトを持ち、ラストナンバーの「サイリウム」を歌唱する。
出会いの奇跡が綴られた歌詞を、彼女たちは思いを込めて歌っていく。曲の終わりには、メンバーもファンもペンライトの色を関根の担当カラーの赤にするという、エモさたっぷりの空間を作り上げてステージを締めくくった。

ファンへの挨拶を終えライブが終わりかけたときに、突然関根から長文の手紙がメンバーに手渡され、古谷が代読することとなった。そこに書かれていたのは、12月19日(日)に川崎CLUB CITTA’でワンマンライブ『アップアップガールズ(仮)2021 End of the Year』開催決定のサプライズ発表だった。

この発表に、鈴木芽生菜は「まだ実感沸いてないんですけど、CLUB CITTA’はとても大きなライブ会場とのことで…とにかく精いっぱいがんばりますので、みなさんCLUB CITTA’で会いましょう!」とコメント。涙を拭った工藤は「びっくりしてるし、動揺隠しきれてないんですけど、12月年内最後のワンマン、一本勝負、そしてクリスマス。
アプガ(仮)全員でステージに立ちたいと思っているし、絶対いいライブにします。がんばろう!」と声を上げた。

現体制の最初の夏に、アイドルフェスやシングルのリリースイベントなど、あらゆるシチュエーションのライブを経験したアップアップガールズ(仮)。メンバー7人にとってアイドルの先輩でありグループの精神的支柱でもある関根が欠席となってしまったものの、この日のライブで彼女たちは確実に成長した姿と熱いアプガ魂を見せてくれた。8人体制となった1年間で急成長を続けるアプガ(仮)。2021年の集大成と言うべき、12月19日、川崎CLUB CITTA’でのワンマンライブに期待したい。
アプガ(仮) 新メンバー7人でのライブに感涙、川崎CLUB CITTA'をサプライズ発表【写真15点】

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