グラビア、俳優、モデルなど多方面で活躍中の永尾まりやが、11月14日に20代最後の写真集『Capricious』を発売した。露出度も過去最高となる写真集の撮影エピソードや、30代を迎えるにあたっての変化、今ハマっていることや来年の抱負を語ってもらった。


【写真】過去最高露出度の写真集を発売した永尾まりや撮りおろしカット【10点】

──写真集の発売日は11月14日でしたが、この日付を選んだ理由を教えてください。

永尾 これまでも自分や家族の誕生日を発売日にしてきたんですが、今回、自分にとっての特別な記念日を考えたときに、AKB48メンバーとしてのデビュー日にしようと思いました。

──デビューは2009年のことですね。

永尾 14年前のことなので、自分があのステージに立っていたんだって考えると不思議な気持ちになります。とても感慨深いですね。初めてのお仕事は握手会だったんですけど、もちろん握手会なんてしたことなかったし、私はアイドルファンでもなかったから行ったこともなかったので未知の世界でした。
自分のところに来てくれる方がいるのかどうか、不安が大きかったです。実際はまずまず来てくれたんですが、握手券を買って、私のところに来てくださるって、不思議な気持ちでしたね。

──鮮明に当時の記憶が残っているんですね。

永尾 そうですね。あと握手会の後に控えている「お披露目公演」で上手く踊れるかという不安も大きかったです。同期の中ではダンスで居残り組に入っていて、同じ居残り組だったぱるる島崎遥香)と「ついていけないよね、ヤバくない? やめようか」と話していたときもあったのですが、お披露目公演でいざステージに立ったら思ったよりも声援をいただけて「私たち、イケる!」ってなりました(笑)。
おそらくファンの方の声援がなかったら、すぐに辞めちゃっていたと思います。それまでの「どうしよう、大丈夫かな……」という不安な気持ちが、ファンの皆さんの声援によって自信に繋がって「まだ続けられるかも」っていう気持ちに変わったことが今も印象に残っていますね。



──AKB48を卒業して7年が経ち、もうすぐ30代を迎えますが、ここまで芸能活動を長く続けられるモチベーションは何でしょうか。

永尾 やっぱり応援してくれるファンの皆さんがいるからというのが大きいですね。まさかここまで芸能活動を続けると思っていなかったので、ファンの皆さんもこの年数、私を推していると思っていなかったはず(笑)。だからこそファンの皆さんとの絆は深いし、思い出もあるので、30 歳になった私も変わらず応援してくれるとうれしいですね。


──先ほど自然が好きというお話がありましたが、プライベートで自然と触れ合うことも多いんですか。

永尾 よく綺麗な景色を見に国内旅行に行きますし、キャンプ、温泉、ゴルフ、サウナなども大好きです。10月は紅葉を見に、日光に行ったんですよ。深夜2時ぐらいに都内を出て、朝の5時から湖の上でカヌーをして。すごく寒かったんですけど、湖の真ん中で日の出を待って、だんだん太陽が上ってきて、明るくなったら紅葉が一面に広がって、見事なオレンジ色でした。来年は沢登りにも挑戦したいですね。


──最近、他にハマっていることはありますか?

永尾 2023年は見たことないものを見ようと思って、大相撲観戦をしたり、劇団四季の舞台を観に行ったりしています。よく一緒に行くのがぱるるで、お互いに見たことないものを提案して、言い出したほうが予約するんです。宝塚の舞台も未経験なので、近いうちに行きたいですね。

(取材・文/猪口貴裕)