予備校講師でタレントとしても活動する林修氏が4月4日(木)、都内で行われたKKCOMPANY JAPAN新製品発表会に出席。これまでの活動を通して起きた自身の変化を明かした。


【写真】発表会に登壇した林修氏【4点】

KKCOMPANY JAPANはこのほど、動画や音声、文字といったあらゆるデータへのアクセスを容易にし、新たな気付きを創出するマルチメディア対応AIプラットフォーム「BlendVison AiM」を発表。林氏がそのアンバサダーに就任した。

教育の分野でAIを活用することに関する話題で、林氏は「教育の世界は、こんなことを言うといろいろ批判が来るかもしれませんが、遅れているところが多くて。勘と経験でいろいろなことが指導なされている」と持論を展開。「例えば、『何年分、入試問題を勉強しなさい』『10年やれ』って言う先生がいるけど、なんの根拠もない」とした上で、「そこをビッグデータを活用して、実際にこういうことが過去にあり、今、生徒はこれだけの学力しかない、だからこれを補っていけばその子の志望が叶う、ということをAIが分析して提案していくことで、これからの教育で今まで以上の効果が望めるのではないか」と期待した。

また、AIがメディアや日本に与える影響について考えを聞かれると、「こういう技術がどう使えるかということをよく分かっていない方も結構多いのかなというのが率直な印象」とコメント。
そして「(日本は)資源のない国ですから、資源のない日本が資源で(他国に)対抗することはできないわけですから、技術立国として、(AIの)活用で活路を開いてほしい」とも語った。

将来、AIが人間の仕事を奪う可能性を問われると、「僕が知識不足なのかもしれません」と前置きしつつ、「0から1に持っていく、これは人間の中でもできる人が少ないなと思いますけど、その部分はAIにいつ奪われるか、当分は大丈夫なんじゃないか、今じゃないんじゃないかと希望的観測も含めて持っています」と無から有を生みだす分野ではAIよりも人間が優れているのでは、との考えを示した。

さらに「こういう予備校以外の仕事を11年させていただく中で、前よりは自分の意見を言うようになった」と言い、「自分の納得のいかないものの宣伝はもうしたくはないというのがあります」と語る場面も。その上で、今回の製品については「これはこういう素晴らしいものを世に知らしめるのに、お役に立てるのであれば、それで白羽の矢が立ったのであれば期待に応えたいということで、素直に『よろしくお願いします』とこちらから頭を下げました」とアンバサダーを務めた理由を伝えていた。

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