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横浜地検中央支部の検事である奏は、被疑者の取り調べに向かいながら、東京地検特捜部の検事だった父・辻英介(佐々木蔵之介)が亡くなった中学3年生の頃を思い出していた。英介が汚職事件に巻き込まれ命を落として以来、母の故郷である長野に移住し、息を潜めるように生きてきた奏。父と同じ検事になるため勉強に励む奏の運命を変えたのは、信濃大学法学部に通う大学2年の夏のことだった。
ある期末試験で偶然奏の隣に座った真樹は、いきなり馴れ馴れしく接する。試験後も自分の友人である森知美(宮澤エマ)、梅田祐希(矢本悠馬)、及川カオリ(田中みな実)を奏に紹介する真樹。そんな真樹のおかげで、心を閉ざして生きてきた奏に初めて仲間ができる。5人はいつも一緒にいる程の仲になり、奏は充実した日々を送っていた。
そして奏と真樹は次第に惹かれ合い、仲間には内緒で付き合うことになる。カオリが真樹のことを好きだと分かっていながら、目を逸らして恋に溺れる奏。そんなある日、真樹は奏に「コンビニに行ってすぐ戻る」と伝え家を出る。
カオリが「奏とは付き合わない方がいいよ」と言うと、真樹は「なんで?」と聞く。すると「奏のパパは自殺じゃない。殺されたんだよ」と言うカオリ。その後カオリが詳細を話すと、真樹は大きな声で「お前何やってんだよ」と怒鳴る。カオリはさらに「だから真樹と奏は付き合ったりしたらダメなんだよ」と言うが、真樹と奏の仲を引き裂くことができないことを悟り、「ねぇ、一緒に死なない?死のうよ」と言う。そしてカオリは再び車を発進させ、「どうして私は一番欲しいものが手に入らないの」と言いながらスピードを上げていくのであった。
その後、奏は警察署でカオリが事故で亡くなったことを聞く。同乗していた真樹の命は無事だったが、その日以降真樹からの連絡は途絶えてしまう。真樹はカオリの葬式にも来なかったが、式の終了後に姿を現す。奏が呼ぶと走って逃げる真樹。
そして現在、奏は外科医である恋人・奥田貴志(安藤政信)に弁当を渡すため病院を訪れる。弁当を渡した後、奏が病院を去ろうと廊下を歩いていると、救急で運ばれてきた怪我人とすれ違う。その怪我人は、なんと真樹だったのだ。
今回の放送では、奏と真樹の出会いや現在の状況が描かれた。本作は、20年の時をかけるサスペンス×ラブストーリー作品。『Nのために』や『最愛』が好きな人におすすめしたいテレビドラマである。『Nのために』や『最愛』は名作として今でも語り継がれているが、本作『Destiny』もそうなる可能性が非常に高い。第1話ではカオリが事故で亡くなってしまったが、本当に事故だったのか。そして奏の父・英介の死の真相とは。4月16日(火)に放送される第2話を楽しみに待とう。
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