派手な演出と熱いストーリーで今話題を集めているテレビ朝日×ABEMA共同制作ドラマ『M 愛すべき人がいて』。主人公「アユ」を演じるのは今作が女優初デビューとなる歌手の安斉かれん。
その存在感はベテラン共演者に負けず劣らず。そんな安斉は、事務所の大先輩である浜崎あゆみを演じることに対してどう思っていたのか?(2回連載の2回目)

>>安斉かれんが語る『M 愛すべき人がいて』(1) 「撮影中にみんな笑っちゃうこともしょっちゅう」から続く

【写真】安斉かれんが“アユ”を演じる話題のドラマ『M 愛すべき人がいて』

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──安斉さん自身は演じる上でどうですか? ある程度は素の自分を出しているのか、完全に役に没頭しているのか。

安斉 この作品は時間軸が長くて、10代で上京したときからスターに上り詰めるストーリー。今はまだドラマも序盤だし、若い頃のアユを演じている段階。だから監督さんからも「もっと初々しい感じを出して」というオーダーをよく言われます。気を抜いて素の自分を出しちゃうと、「ちょっと落ち着きすぎてオバサンっぽくなっているよ」とかダメ出しされますし。演技に関して言うと、「初々しい感じを出す」というのはかなり意識しているポイントかもしれないです。

──なるほど。安斉さんの演技は女優らしい“演じている感”がないというか、いい意味でアマチュアっぽさが目立ちます。そのへんも意図的な部分があるんですね。

安斉 正直、まだまだ私のお芝居が未熟な部分があると思います。歌手として歌うことって、私の中では、自分を表現することなんです。
一方で、お芝居は、自分じゃない人を表現すること。求められる要素が真逆なので、とにかく、自分なりに一所懸命にやるしかないと思っています。

──今後のストーリー的には、カリスマ化していく浜崎さんを演じることになるはずですよね。

安斉 そうなんですよ!そこは、とても難しいところで……。というのも、私はスーパースターになったことがないので、今から頭を悩ませているところでなんですが、一生懸命イメージトレーニングをしようと思います。

──これまで放送されてきた中で、もっとも印象的な場面は?

安斉 すべてが印象的なんですけど、おばあちゃんとの死別シーンは込み上げてくるものがありました。というのも、私自身もおばあちゃん子なんです。あそこは演じながらも、自分自身と重ねた感情も入りました。

──新型コロナウイルスの影響で、収録は一時中断していました。ネタバレしない程度に今後の見どころを教えてください。

安斉 間違いなく言えるのは、回を追うごとにドロドロの内容になっていくということ。そこは期待していただいて結構です(笑)。
1話も飛ばさずに見ていただきたいですね。実際ヤバいんですよ、台本を読むだけでもパンチがハンパなくて。なので楽しみにしてください……というか、私も楽しみですね。

──このドラマに関しては、小説版の『M 愛すべき人がいて』とだいぶ内容が異なっている点も話題になっています。

安斉 そうですね。原作のほうはアユとマックス・マサのピュアな恋愛がメインテーマになっていますけど、ドラマではもっとエンタメ色が強いというか……。ただドラマの方も、今後は2人の恋愛模様にスポットが当たっていくはず。そういうキュンキュンする部分も楽しんでいただけたらうれしいです。

(取材・文/小野田衛)
▽安斉かれん
1999年生まれ 神奈川県藤沢市出身の20歳。『ポス(ポストミレニアル)ギャル』と呼ばれる次世代型ギャルの一人。渋谷の人気ショップ 「RELECT by RUNWAY CHANNEL Lab.」で店員として働きながら、デビュー前から多くのファッション・メディアに登場し、コスメティックブランドM・A・Cの店頭コレクションビジュアルにも採用される等、徐々に注目を集めている。令和元日の5月1日『世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた』で avexよりデビュー。


▽ 土曜ナイトドラマ『M 愛すべき人がいて』
放送局:テレビ朝日
※見逃しはABEMAで独占配信
放送日:毎週土曜よる11:15~
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