映画『NEW GROUP』(6月12日全国公開)の場面カットが公開された。

○下津優太監督の劇場公開2作目となる映画『NEW GROUP』

下津優太監督の劇場公開2作目となる映画『NEW GROUP』。
1作目の『みなに幸あれ』は、「幸せは、人の不幸の上に成り立っている」というテーマで描かれたが、『NEW GROUP』は組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルにそしてシリアスに炙り出す。

家族に問題を抱える、引っ込み思案な普通の高校生の主人公・愛を演じるのは、山田杏奈。そして、愛のクラスメイトであり、海外帰りで日本の学校の協調性を重んじる集団行動に馴染めない転校生・優を青木柚、不敵な笑みを浮かべ集団を導く校長をピエール瀧が演じる。
○青木柚演じる優の場面カット

今回解禁された場面写真では、周囲の顔色を伺わず自分を貫く、優のキャラクター性が際立つ印象的なカットが収められている。

体育の授業で集団行動を練習するなか、一人号令のタイミングに合わせられず注意され、不服そうな表情を見せるカット。クラスメイトたちが洗脳されたかのように人間ピラミッドに加わっていくのを制止しようと、教師と対立するカット。

さらに、集団を率いる校長(ピエール瀧)と校長室で対峙する場面では、目の前で繰り広げられる異様な光景に言葉を失いながらも、冷静に状況を理解しようと鋭い眼差しを向けるカット。そして、家族にも問題を抱え、どんどん追い詰められていく愛を背負い、家に送り届ける姿を切り取ったカットとなっている。

青木の演技について下津監督は、「言うまでもなく素晴らしい演技力をお持ちで、現場でも『こんな感じに動いたらどうですか?』と、優のように引っ張ってくれる存在で、とても助けられました。台詞がなく、立ち姿だけでも演じられる役者さんで、人間的な魅力にも溢れていました」と語っている。

(C)2026 映画「NEW GROUP」製作委員会

【編集部MEMO】
これは愛(I)と優(YOU)の物語。私とあなたの物語でもある。
愛は引っ込み思案な普通の女子高生。家族に問題を抱えている。ある日、転校生の優がやってきた。海外帰りの優は日本の学校の集団行動に馴染めない。愛は優のことが気になるが、自分をなかなか出せない愛に優は苛立ちを感じていた。そんなある日、校庭で一人の生徒が四つん這いになり、動かなくなった。教師や友人が止めようとしても動かない。そして、時間を追うごとにその生徒の横に同じように四つん這いになる生徒が並び始めた。不思議なことに学校も人間ピラミッドを“良いもの”として参加を勧めている。そして、積み重なった生徒たちはみな一様に穏やかな表情を浮かべている。生徒たちはどんどん集まり、集まってくる生徒たちはものも言わず従っていく。愛もなぜか、朦朧となり、ピラミッドに加わりそうになる。
これは、その後地域全体を巻き込む、集団怪現象の始まりに過ぎなかったーー。
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