ロレックスは「Watches and Wonders Geneva 2026」にて、通称「ペプシ」と呼ばれる「GMTマスター II」の生産終了を発表。これを受けて、Chrono24は高級時計二次流通市場におけるロレックス GMTマスター II「ペプシ」の需要と供給の推移を分析した。


2つの都市(国)の時刻を同時に把握できるGMT(グリニッジミームタイム)機能がついた「GMTマスターⅡ」。なかでも「GMTマスターII Ref.126710BLRO」は、24時間目盛りのベゼルが、12時間ごとに区切られ赤と青で配色されていることから、腕時計の愛好家の間で「ペプシ」と呼ばれている。

分析は、Chrono24マーケットプレイス上での購入問い合わせ件数と出品数をもとに実施。各変化率は2025年平均値を基準として算出した。

ロレックス GMTマスター II「ペプシ」(Ref.126710BLRO)は、2026年3月初旬に生産終了の噂が流れ始めた段階から市場が反応。購入問い合わせ件数は2025年平均比で約500%増加した。

同時に、価格上昇を見込んだ出品者が掲載を取り下げたことで、出品数は約25%減少。需要増と供給減が同時に進行したという。

その後、問い合わせ件数は一時落ち着いたものの、依然として2025年平均の約2倍を維持。「Watches and Wonders Geneva 2026」でロレックスが正式に生産終了を発表すると、再び問い合わせ件数は平均比約500%増まで上昇した。

ホワイトゴールド製のGMTマスター II「ペプシ」(Ref.126719BLRO)でも同様の動きが見られた。購入問い合わせ件数は2025年平均比で700%以上増加。
出品数は2026年初頭から減少傾向が続いている。

Chrono24は、生産終了モデルでは「希少性」が強く意識されることで、中古市場の需要が急拡大する傾向があると分析。正式なディスコン発表が価格や需給バランスに大きな影響を与えるとしている。

Chrono24ブランドエンゲージメント部門責任者のバラシュ・フェレンツィ氏は、「ロレックス ペプシへの市場の反応は典型的なパターン。生産終了が正式に確認されると、市場はすぐに動き始める」とコメントしている。
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