ソニーは5月20日、ワイヤレスヘッドホンにおける新製品として「1000X THE COLLEXION」を発表した。合皮と金属素材を丁寧にあしらって上品な外装に仕上げられた点が特徴で、既存のWH-1000XMシリーズのバリエーションモデルのような形で用意される。
ソニーワイヤレスヘッドホン新製品としては、WH-1000XMシリーズに直接並ばない独自ルールでのネーミングが行われた新モデル。製品の外観を見たときに金属素材と合皮素材の2種類のみで構築されている点が特徴で、素材そのものの良さを際立たせて質感の高さを表現。金属部分は細く、内部のクッション部分を大きくしたことでデザイン性と快適性の両立にも努められている。
○実機を聴いてきた。ゆったりリスニングを強く志向したゴージャスモデル
発表に先駆けてサンプル実機に触れられた。デザインがかなりミニマルにまとめられたWH-1000XM4を愛用している筆者にとって、まず一番驚かされたのがとてもラグジュアリーな外観。イヤーカップ部の合皮素材はこれまでの樹脂素材から大幅に質感が高まっているうえ、ヒンジ部にあしらわれたステンレスがとても上品。キレイにまとめられすぎているからか、ケーブル接続用の開口部はちょっと目立つ気もする。
製品には用意されたXperiaを接続し、実際に音を聴くことができた。一聴してWH-1000XM6とは志向された音づくりの方向性が全く異なっていることがわかる。精密な原音再生やボーカルの力強い厚みが楽しめるというよりは、ゆったり音楽に包まれるような感触。
本体も厚みが45.4mmあったWH-1000XM6から40.2mmへと大幅に薄くなり、ファッションにより溶け込みやすくしたとのこと。内部空間の最適化によって耳が当たらないよう配慮されたほか、ヘッドバンドをWH-1000XM6より幅広くして安定感を高め、無段階スライダーの採用でがたつきも抑制した。
ドライバーユニットには1000X THE COLLEXIONのために開発した30mm専用設計ユニットを採用し、統合プロセッサー「V3」を初めて搭載。ノイズキャンセリングプロセッサー「QN3(M6と同等)」を組み合わせて、先読み型ノイズシェーパーによる音声への応答性を高めている。
Walkmanテクノロジーの活用もM6と同等ながら、さらに厳選した内部パーツを基盤の構造やレイアウトまで最適化して吟味し、残響や音場の広がり、余韻をより豊かに表現したとしている。サウンドマスタリングエンジニアとの共創も継続されており、アーティストが込めた思いを届ける音質が志向された。
昨今では音楽鑑賞以外でのヘッドホン利活用も進んでいるため、ソニーが独自に展開する「360 Upmix」機能が強化されている点も特徴。スタンダードに加え、M6で搭載したCinema、さらに新しくMusicとGameプリセットを備えており、ストリーミングなど通常のステレオ音源をより臨場感を高めた形で楽しめる。これまではアプリの併用が前提だったが、本体に専用ボタンを備えて単体でも切り替えることが可能だ。
5分で1.5時間使える急速充電に加え、最大80%までの充電でバッテリーの消耗を抑制するいたわり充電機能も新しく備えた。











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