AI・半導体・宇宙関連など成長企業への期待が高まる中、IPO投資(新規公開株式)への関心も高まっています。特に6月はIPO件数が増える時期であり、これからトライしてみたい方も多いでしょう。
せっかく挑戦するなら、IPOに適した証券会社を選んでおきたいところです。

この記事では、IPO投資の概要、IPO口座の選び方、おすすめの証券会社を解説します。
そもそもIPOとはどのような投資?

IPOは「Initial Public Offering」の略語で、「新規公開株」や「新規上場」を意味します。未上場企業が、証券取引所に株式を新規上場し、一般の投資家が売買できるようにすることです。

投資家にとっては、上場前の価格で株式を購入し、上場して最初につく価格で売却し、利益を狙う手法です。上場前の価格は割安で、初値がそれより高くなるケースが多いことから、高確率で利益が狙える投資手法として人気があります。
IPOが6月に多い理由

1年で見るとIPOの多い月と少ない月があり、6月はかなり多いシーズンです。その理由は、企業の決算に関連しています。

上場審査の際に、最も直近の決算結果が対象として見られます。日本では3月決算の企業が多く、5月中旬頃に年度の決算を確定させ、本決算を公表します。このタイミングでスムーズに上場申請ができるのが6月となるのです。

6月以外に、3月・9月・12月もIPOが多いシーズンです。

IPO口座の選び方

IPO口座をどこにするか、選び方のポイントは以下の3つです。
○抽選は平等か

証券会社によっては、IPO抽選で大口の投資家を優遇するケースもあります。この場合、少額投資家ではなかなか当選しない可能性が高くなります。

これからIPO投資にチャレンジする方は、平等抽選を実施している証券会社を狙いましょう。
○資金拘束がないか

IPOの抽選に申し込む際に、入金が必要かもチェックしましょう。入金が必要な場合、抽選が終わるまでは資金が拘束されることになります。

資金がそれほど多くないと、申し込める銘柄数に限りがあります。入金が不要な口座であれば、多くのIPOに申し込めます。
○主幹事の実績は多いか

主幹事とは簡単に表現すると、IPOの「まとめ役」のような存在です。IPOでは主幹事証券に多くの公開株が割り当てられる傾向があります。

主幹事となった証券会社で申し込むことで、当選のチャンスを増やすことが可能です。

IPO口座4選

ここからは、IPOを申し込める口座を4つ紹介します。

○SBIネオトレード証券

SBIネオトレード証券では、IPO抽選の申込時に購入代金の入金は不要です。当選したあとに入金するため、手間がかかりません。

抽選の平等さについても考慮されています。取引実績や資産によって当選確率が変わる形式と、全員を平等に抽選する形式を混合させる方式です。

買付時の手数料はかからず、NISA口座での購入も可能なため、NISA口座で購入した場合、売却益などが非課税となります。
○SBI証券

SBI証券を選ぶメリットの1つは、IPOの取扱実績の多さです。2026年は2月に3件、3月に4件、4月は7件の取り扱いがありました。

また「IPOチャレンジポイント」の制度があるのも特徴です。抽選に外れてもポイントが加算され、次回以降の申し込みでポイントを使うことで当選確率を高めることが可能です。
○マネックス証券

マネックス証券のIPOは、抽選が完全平等であるのが特徴です。顧客単位で抽選券が1つのみ付与され、同じ顧客が2単位以上当選することはありません。

抽選はコンピューターで無作為に行い、はじめてIPOに申し込む方でも当選のチャンスがあります。
IPOの取扱実績が多い点もメリットです。
○松井証券

松井証券のIPO抽選は、予定数量の70%以上が完全平等抽選であり、誰でも当選の可能性があります。事前入金なしで抽選に申し込むことができ、抽選・購入時の手数料はかかりません。

NISA口座で取引することもでき、この場合は売却時の手数料も無料となります。

安藤真一郎 あんどうしんいちろう マーケティング会社に勤務した後、フリーランスのライターに転身。 多種多様なジャンルの記事を執筆するなかで、金融リテラシーを高めることや情報発信の重要性に気づき、現在はマネー系ジャンルを中心に執筆している。 ライターとして、知識のない人でも理解しやすいよう、かみくだいた文章にすることが信条。 ファイナンシャルプランニング技能士2級、日商簿記検定2級取得。 この著者の記事一覧はこちら
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