「あれは演技です!」――。三田佳子が、認知症の母親役を演じた際の思わぬ反響を明かした。
○三田佳子が「認知症のおばあちゃん(の役)」で意識したこと
映画『お終活』シリーズの第3弾となる最新作『お終活3 幸春! 人生メモリーズ』の大ヒット御礼舞台挨拶が7日に都内で行われ、高畑淳子、三田佳子、香月秀之監督が登壇した。
小日向文世が演じる加藤博の母・加藤豊子役を演じた三田は、役について「認知症のおばあちゃん(の役)で、どういうふうに演じるかな、と思ったとき、あんまりリアルにやると、私も似合っちゃいますからね」と冗談めかしてコメント。続けて「でも、明るく、涙もあり笑いもありの作品なので、あまりリアルな認知症のおばあちゃんにならないほうがいいかなと思って、ちょっと年齢よりも飛んでる、若い感じのおばあちゃんにしました」と説明した。
また、三田は、本作を鑑賞した周囲の人とのエピソードも披露。「一番私がびっくりしたのは、親しい新聞記者とか、わりに専門的な方たちがこれを観て、『三田さん、もしかしたらご本人も少し認知(症)になってきたかなって思いました』と言われて。『あれは演技です!』と一生懸命否定したんですけど」と明かし、「それぐらいうまく認知(症)の感じがいった(伝わった)ようで。私本人は、まだまだ頑張って(いる)」と笑顔で語った。
さらに、息子・博役の小日向との共演についても振り返り、「小日向さんが息子で、私はお母さんなんです。(役に)とても馴染んで、2人ともその気持ちでたっぷりやったんですけど……終わってから『小日向さん、いくつになられたの?』と言ったら、72歳だっていうんです」と驚いたことを明かし、「とても馴染んで、いい親子になれたなあと思いました」と手応えを語っていた。
本作では、大原真一(橋爪功)の元部下である加藤博が認知症の母・加藤豊子とともに大原家に居候をすることに。大原家と加藤家は時に衝突しながらも助け合い、互いの存在を通して“家族とは何か”という普遍的な問いに向き合っていく。
なお、この舞台挨拶には、スペシャル応援ゲストとして、本作にも出演しているくまモンも登場した。
○映画『お終活3 幸春! 人生メモリーズ』ストーリー
大原真一(橋爪功)と千賀子(高畑淳子)夫妻の長女・亜矢(剛力彩芽)がついに婚約者・涼太(水野勝)と結婚を決意する。しかし結婚式直前、亜矢の何気ない一言が二人の関係に亀裂を生み、両家を巻き込む大騒動へと発展する。
一方、真一の後輩である加藤博(小日向文世)は、母・加藤豊子(三田佳子)の認知症が進んでいくことを受け入れられず、つい強い言葉で接してしまう。そんな博に千賀子は「認知症でも、心は忘れてない」と語りかける――。

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