バルセロナのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチは、以前からユベントス復帰の噂がささやかれる中、フィオレンティーナが関心を寄せている。その中、フィオレンティーナ以外のセリエAクラブもピアニッチの獲得に乗り出しているようだ。

22日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 現在31歳のピアニッチは、バルセロナと年俸650万ユーロ(約8億5000万円)による契約を2024年6月まで残している。ただ、バルセロナはブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを今季の構想に含めている一方で、ピアニッチやフランス代表DFサミュエル・ユムティティを放出候補と考えている。また、先月にはピアニッチとユムティティに対して契約解除を要求したものの、両選手ともにこれを拒否する姿勢を見せていた。

 同選手の去就を巡っては、トッテナム・ホットスパーやマンチェスター・シティ、ユベントスからの関心が伝えられている。また、先日には選手サイドがユベントス以外の2クラブから届いたオファーを拒否していたほか、選手サイドが20%の減俸を受け入れることでユベントスと合意に達したと伝えられていた。

しかし、ユベントスへの復帰はウェールズ代表MFアーロン・ラムジーが放出されない限りは実現しないという見方が広まっている。

 その中、フィオレンティーナがピアニッチ獲得にむけてバルセロナにコンタクトをとった模様。これにくわえて、『コリエレ・デッロ・スポルト』はナポリのルチアーノ・スパレッティ新監督がピアニッチ本人に連絡をとり、説得にあたっていると報じている。

 ただ、両クラブともに同選手獲得の条件として、年俸の一部をバルセロナが負担することがあるという。ロナルド・クーマン監督のもとリーグ戦2試合でメンバー外となっているピアニッチだが、セリエA復帰が実現することはあるのだろうか。