[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28677.95;+79.76
TOPIX;1955.39;+6.40

[寄り付き概況]

 6日の日経平均は79.76円高の28677.95円と反発して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は独立記念日の振替休日のため休場。
欧州市場は、英FTSETM100指数が0.58%、独DAX30指数が0.08%、仏CAC40指数が0.22%、それぞれ上昇した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、欧州株式市場で主要指数が堅調だった流れを引き継いだ。また、英国でイングランド地方の都市封鎖を予定通り19日に解除する方向だと発表され、ワクチン接種による世界経済の回復期待も継続し、東京市場の株価支援要因となった。一方、政府が新型コロナ対策の「まん延防止等重点措置」に関し、1都3県の11日の期限を延長する調整に入ったと伝えらえ、足元経済への悪影響が懸念され、株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比11.6%増加した。
QUICKがまとめた市場予想の中央値は同10.9%増加だった。

 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、その他金融業、機械、鉄鋼などが値上がり率上位、金属製品、海運業、保険業、非鉄金属、化学などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ソニーG、任天堂、レーザーテック、ダイキン、リクルートHD、日産自、三井物産、INPEX、オリックス、ZHD、レノバなどが上昇。他方、三菱電、マネックスG、東エレク、アドバンテスト、キーエンス、NEC、東京海上、富士通、信越化、九州電力などが下落している。