■ハイテク株が日経平均をけん引する可能性
■大塚HD、2Q下方修正 営業利益 950億円←1680億円
■前場の注目材料:丸紅、中小DX支援でレボックスと提携、AIで部品見積もり
■ハイテク株が日経平均をけん引する可能性
23日の日本株市場は、買い一巡後は膠着感の強い相場展開が続きそうである。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米国市場の下落は重荷となるものの、FOMC議事要旨については足もとで当局者によるインフレを警戒する発言が相次いでいたこともあり、織り込み済みであろう。
日経225先物はナイトセッションで一時38460円まで売られる場面も見られたが、エヌビディアの決算を受け、終盤には38800円まで買われている。先物にサヤ寄せする形から指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引する可能性が高く、売り方の買い戻しの動きも強まりそうである。昨日の日経平均株価は支持線として意識されていた75日線を下回ったものの、同水準からのリバウンドを見せてくることになろう。
もっとも、買い一巡後はエヌビディアの決算を受けた米国市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性はある。
■大塚HD、2Q下方修正 営業利益 950億円←1680億円
大塚HD<4578>は2024年12月期第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は1兆370億円から1兆1000億円と予想を上回る見込み。一方で営業利益は1680億円から950億円に下方修正した。
■前場の注目材料
・1ドル=156.70-80円
・シカゴ日経先物は上昇(38635、大阪比+15)
・SOX指数は上昇(5126.81、+52.42)
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・丸紅<8002>中小DX支援でレボックスと提携、AIで部品見積もり
・TDK<6762>売上高2.5兆円、新中計26年度、高付加価値品に重点
・JR東海<9022>岐阜の水位低下でリニア工事中断、「真摯に対応」
・クボタ<6326>繊維材料・医薬品特化の重量式フィーダー、生産性向上に貢献
・岡本工作機械<6125>三井物産と資本提携、株30%譲渡で持分法会社化
・双日<2768>サウジで地域冷房参入、現地電力と合弁
・ファナック<6954>CNC一新、顧客目線の使いやすさ重視
・三菱重<7011>核融合炉向け追加受注、外側垂直ターゲット12基
・三菱電機<6503>電力・熱エネ運用最適化支援、コンサル・施策提案
・ニチコン<6996>アルミ電解コンデンサー、高温下でも大電流、開発
・メルカリ<4385>価格なし出品可能に、購入希望者が提案
・富士通<6702>アイスランド社と、アンモニア合成の触媒探索に新手法
・TIS<3626>パナHDなどと、周遊パスの利便性向上、デジタル通貨で乗り放題
・任天堂<7974>米ゲーム開発を買収
・東レ<3402>先端半導体向けモールド離型フィルム、有機フッ素不使用
・飛島建設<1805>ナイスと、非住宅の木造・木質化推進で新会社
・リンテック<7966>厚さ半減のミリ波帯電磁波制御シート、車整備工場の間仕切り用
・JCU<4975>今期設備投資7倍に、熊本での半導体向け薬品増強
・東京建物<8804>ヨットの帆イメージ、ビルをアートに、大阪で竣工
・ADEKA<4401>過酸化水素の設備増強、生産1.3倍に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:10 日銀定例国債買い入れオペ通知
<海外>
・特になし