*17:03JST 日経VI:低下、米投資会社巡る混乱後退でセンチメント改善
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は30日、前日比-1.96pt(下落率8.47%)の21.16ptと低下した。なお、高値は22.19pt、安値は21.16pt。
前日の株式市場での急失速要因ともなっていた米投資会社の巨額取引を巡る混乱についての警戒感が一先ず後退していたことで、株式などのリスク資産を買い戻す動きが優勢となった。これに伴い市場心理も改善、日経VIは大きく低下して始まった。その後も、アジア市場の堅調推移などを背景にセンチメントは良好で、日経VIはじり安基調を辿った。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。



《YN》