7日放送の『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日系)のゲストに、お笑い芸人の街裏ぴんくさんが出演。

ネタを披露する際の小さな戦略を明かし、MCのお笑いコンビウエストランドの井口浩之さんが感心する場面がありました。


ミルクボーイと17年来の戦友

ピン芸人コンテスト『R-1グランプリ』の2024年大会で優勝した街裏さん。今週は、優勝後に届いた800件以上のお祝いメッセージの中から、特に心に響いた2件を紹介。

その中の1件が、お笑いコンビ・ミルクボーイの駒場孝さんから届いたメッセージ。内容自体はシンプルな応援メッセージでしたが、駒場さんは街裏さんが芸人として駆け出しの約17年前から一緒だった仲だと言います。

所属事務所が異なるため一旦は疎遠になるも「ずーっとミルクボーイの2人は応援してくれてて」と振り返りました。

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■既婚者の街裏ぴんくにミルクボーイ駒場が提案

また2年ほど前、駒場さんにある提案をしてもらったそう。それは「結婚してるのおもろいから、結婚指輪はめてネタやるのどうですか?」というもの。

「こんな変なこと言ってても、ちゃんと結婚してるんや」と、お客さんが街裏さんのネタの過激さと既婚者であることのギャップを面白がってくれるのではと提案されたと言います。


しかし、街裏さんとしては「なかなか結婚指輪してネタやるって勇気いる」と迷っていたのだとか。

■祖父の形見の指輪を…

同じ頃、街裏さんの祖父が亡くなったタイミングで、母親が「力をもらえ」と言い、祖父の形見の指輪を送ってくれたそう。

結婚指輪をはめるか迷っていた街裏さんは、代わりに祖父の指輪を右手の薬指にはめ、ネタをやることを決断します。なぜ左手ではなく右手の薬指かと言うと、「○○ですよー!」と手を出した時に、指輪がお客さん側から見えやすいからだとか。

■「1つの小さなきっかけでブレイクすることがある」

街裏さんの戦略を聞いた井口さんは「ホントにそういう細部だったりするじゃないですか。優勝する時とか、バーンとブレイクする時とかって」と感心。「今までずっと面白かった人が、何か1個変えただけでとか」と、面白いのにずっと芽が出なかった人でも、1つの小さなきっかけでブレイクすることがあると言います。


また、MCのお笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶさんも「俺一番好き、こういう話」と言い「街裏さんのことあまり知らない人でも、『この人結婚してるんや』って、(ネタで)激しい言葉使っても、結婚してるんだと思って安心してる人も多いんじゃない?」と、戦略を称賛しました。

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