今期ふたつのドラマを掛け持ちと、活躍が目覚ましい坂東龍汰(27)。そのひとつ「RoOT/ルート」(テレビ東京系=火曜深夜24時30分)では、「不適切にもほどがある!」(TBS系)で一気に人気者となった河合優実(23)とダブル主演を務めている。

また、広瀬アリス(29)主演のフジテレビ月9「366日」にもメインキャストの1人として出演中だ。


「坂東さんは特に2022年あたりからでしょうか、出演が途切れてないなあという印象ですよね。しかも着実に連ドラでの役が大きくなってきている。ちょっと“クセある系”の俳優さんになっていくのかなと感じたりしたこともありましたが、『366日』の智也役のような真っ直ぐで熱くて気のいい青年役も板についている。月9出演で知名度がまたグンと上がったので、オファーも増えていきそうです」(週刊誌記者)


 2017年に俳優デビューした坂東だが、2018年の単発ドラマ「花へんろ 特別編『春子の人形』~脚本家・早坂暁がうつくしむ人~」(NHK BS)でドラマ初主演。2022年1月公開の「フタリノセカイ」で映画初主演も経験している。


「《あれ、この人なんか気になるな》と感じたのは、2022年7月期の永野芽郁さん主演の連ドラ『ユニコーンに乗って』(TBS系)の海斗役。コミュ障気味ということでセリフが少なめな役でしたが、坂東さんはそのぶん表情や短いセリフの強弱などで細かな演技を見せた。視聴者の中にも《この俳優さん、誰かな?》と思わず検索してしまった人が多かったのでは」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。


 その後、門脇麦(31)と田中圭(39)主演の「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ系)や、橋本環奈(25)主演の「王様に捧ぐ薬指」(TBS系)など、次々と連ドラに出演。2023年11月放送のスペシャルドラマ「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」(テレビ朝日系)にも主要キャストで出ていた。


「2023年放送の『きのう何食べた? season2』(テレ東系)では田淵役を好演。

映画版ではSixTONES松村北斗さんが演じた役で、season2で坂東さんが引き継いだ。坂東さんの田淵は、映画版を見ていた人にも違和感を覚えさせないような絶妙な“寄せ具合”もありつつ、ちゃんと坂東さんらしさも出していた。そのさじ加減に改めて《上手な役者さんだな》と感じたことを覚えています」(前出の山下真夏氏)


 坂東と言えば、今年4月にはタレントの佐藤栞里(33)との交際報道も。2019年にもドラマで共演した女優の玉城ティナ(26)との噂が出たこともあるため、「共演者キラー」とも呼ばれているようだが……。


「私生活がどうあれ、自然な演技が持ち味の坂東さんは今後ますますテレビ、映画で重宝されると思いますよ。放送中の『RoOT』 でダブル主演を務めている河合さんとは所属事務所が同じ。

それもあるのか、ふたりの掛け合い時のセリフのテンポが同じ、とにかく息がぴったりで、物語にリアリティーを生んでいると思います。その辺にいるお姉さんとお兄さんという雰囲気を醸し出しているのがすごくいい」(スポーツ紙芸能担当デスク)


 ドラマや映画界からだけではなく、私生活でもモテ男の坂東は、25日から高橋里恩(26)、清水尚弥(29)とトリプル主演の映画「若武者」も公開される。完全に波に乗ったか。