星野源に関してそのような事実は一切ありません」「また、当社が記事をもみ消したという事実も一切ありません」──。芸能事務所「アミューズ」は23日午前3時半ごろ、ネット上に流れている俳優の星野源(43)や同社についての臆測を完全否定する声明を発表した。


 22日午後10時ごろ、X上において、星野を想起させる不倫スキャンダルのうわさが投稿されて一気に拡散されたため、未明の対応に追われたようだ。同社は投稿の発信者に対し、法的措置を検討することも明らかにした。


 同社が迅速に動いたのは、「ここが腕の見せどころ」でもあるからだろう。この手のスキャンダルにしっかり対応できなければ、大手芸能事務所の存在意義はますます薄れることになる。


 最近、佐々木蔵之介(56)、佐藤隆太(44)、多部未華子(35)、黒木華(34)、田中哲司(58)といった人気俳優が所属事務所を退所することが次々に発表された。少し前は、堺雅人(50)、竹野内豊(53)といった“大物”が大手芸能プロを去ったことも話題を集めた。


 アミューズも例外ではなく、2021年3月に佐藤健(35)と神木隆之介(31)、そしてロックバンド「ONE OK ROCK」が独立を発表。22年に賀来賢人(34)も退所し、最近も、昨年のNHK連続テレビ小説「らんまん」に出演した中村里帆(24)、22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源頼家を演じた金子大地(27)が、相次いで退所を報告している。


「芸能人が芸能事務所を辞める理由はさまざまでしょうが、事務所に所属するメリットが薄まっていることも理由の一つでしょう。結婚・離婚などの発表は事務所を通さなくても自身のSNSなどでできるし、既に信頼関係のあるテレビ局や映画会社と直接取引すれば、これまで事務所と分配してきた利益を払わずに済みます。ただ、スキャンダル対策を得意とする芸能人はそう多くありません。人気女優の熱愛報道があまり騒がれない時などは、裏で所属事務所が動いていたりする。

星野はデマを流された格好ですが、毅然とした態度で騒ぎを沈静化させることができれば、アミューズの評価も上がると思います」(芸能プロ関係者)


 アミューズにとっては「今が正念場」なのかもしれない。