《予測不能で面白い》《展開が早くて引き込まれる》などと好評なのが、北川景子(38=写真)主演の連ドラ「あなたを奪ったその日から」(カンテレ・フジテレビ系=月曜夜10時)だ。


 映画やテレビのレビューサイトFilmarksでの評価は5点満点で3.2(16日現在)。

レビューを見ると《ツッコミどころはあるけど》と前置きしつつ、脚本の面白さや出演者の演技を高く評価する声も多い。12日放送の第4話の平均視聴率は世帯4.7%、個人2.5%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と伸び悩んではいるものの、テレビの無料動画配信TVerのお気に入り登録数は14日現在71.5万と、春ドラマの中ではベスト5圏内にいる。


 あらすじは……食品事故でわが子を失った中越紘海(北川)が、事故を起こした会社の社長・結城(大森南朋=53)の娘を誘拐。《事故の真相を追いながらも自分の犯した罪に苦しみ、葛藤し、周囲を巻き込み…それでも生きていくというサスペンスフルな親子愛の物語》(公式HPより)だ。


「想像とは違う展開になっているのが、人気になっている要因かと思います。当初誘拐された子どもを演じたのが倉田瑛茉ちゃん。昨年放送された松本若菜さん主演の連ドラ『西園寺さんは家事をしない』(TBS)のルカちゃんで人気となっており、瑛茉ちゃんが出るからには、ずっと出演するのかと思い込んでいました。が、意外や意外、第3話で子役交代に。時間経過が予想よりずっと速いんですよね」(テレビ誌ライター)


■実生活に裏打ちされた“泣きの演技”に、《もらい泣きしてしまう》


 その月日の流れの速さが《テンポがいい》と、視聴者を引き込んでいるようだ。


「実生活で2児の母である北川さんの子どもを思って涙する“泣きの演技”に、《もらい泣きしてしまう》という声も多い。今作の北川さんは《ほぼすっぴん?》なんて驚かれるほど、メイクが薄め。それでも《泣き顔さえ美しくて見惚れる》という声が多いのは、さすがです」と、芸能ライターのエリザベス松本氏は、さらにこう続ける。


「北川さんは、今年に入ってミシンソーイングで娘さんのポシェットやワンピースなど次々と縫われては、自身のXにアップされています。どれも可愛い仕上がりでびっくり。2児の子育て、連ドラ主演、美や体型をキープするための努力もあるはず。手芸までプラスされ、いまXでは《北川景子こそワーママ界の頂点》と、その気力・体力のすごさに脱帽、称賛する声が続出しています」


 北川は2016年1月に歌手、タレントのDAIGO(47)と結婚。「あなたを――」の放送初日に、DAIGO はGACKTに《今夜22時からフジテレビで、北川景子主演【あなたを奪ったその日から】是非観てください!》とメッセージを送って宣伝していた。まだ交際中の2015年にも北川主演の連ドラ「探偵の探偵」(フジテレビ系)について、《探偵の探偵 見よっと!! 22時からやるフジテレビのドラマ! おもしろそお!》と自身のXに投稿した過去もある。


「交際当時から変わらず仲良しの2人には《うらやましい》と憧れる視聴者も多い。バラエティー番組で見せる北川さんのざっくばらんな雰囲気も《ギャップ》として同性からの支持が高い。すべてのパワーの源泉は案外、夫婦仲にあるのかも。『あなたを――』も中盤となり、演技派の大森さんとどんな一騎打ちシーンを見せてくれるのか。その期待から、お気に入り登録数はまだまだ伸びるかもしれませんよ」(スポーツ紙芸能担当デスク)


 今後も怒涛の展開が予想される「あなたを奪ったその日から」。北川の“泣き”と“怒り”の演技に注目だ。


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 向かうところ敵なしと言えそうな北川景子の珍しい失点がこれだ。関連記事【もっと読む】北川景子不在の「スマホを落としただけなのに 最終章」が大苦戦…興収予想は第1弾の4分の1に!…では、大当たり間違いなしと思われた北川景子の出演作について伝えている。


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