【桧山珠美 あれもこれも言わせて】
あいかわらず、ぶっちゃけトークが人気だ。番組での仰天発言や問題発言を大好物とするネット民がいて、放送中にもうネット記事になっていることがままある。
それがコタツ記者によって何度もコスられ、問題発言すれば数日は話題の中心にいられる。いわゆる炎上商法というやつだ。
たとえば、元テレビ東京のアナウンサーでタレントの森香澄は「足がめちゃくちゃ臭い。納豆のようなニオイがする」と発言し、バラエティーを席巻。「森香澄の全部嘘テレビ」(テレビ朝日系)なる看板番組まで持っている。
これに続くのが今春にNHKを退局、フリーに転身した中川安奈。「NHKの峰不二子」の異名をとるだけあって毎回露出過多な衣装で爪痕を残そうとしている。
先日の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演した際、「飛行機の離着陸が怖く、両親や友だちに手をつないでもらうのがマイルールだが、ひとりで乗る際は離陸前に足を広げて隣の人の膝にくっつける」うんぬん。出演者に痴女呼ばわりされた。
ほかにも「酒のツマミになる話」「トークィーンズ」「夫が寝たあとに」あたりでそんなぶっちゃけトークが夜な夜な飛び交っている。
重盛さと美は「壁がウンコまみれ」
そしてここまできたかと思ったのは13日深夜の「上田と女がDEEPに吠える夜」(日テレ系)。
テーマは「腸活の落とし穴」。
お腹を下すことが多い重盛はトイレに間に合わず漏らしたとか、爆発して壁がウンコまみれになったとか、その赤裸々ぶりに三宅が「テレビですよ、大丈夫ですか」と制止する場面も。
それでも、「メチャイケ」時代からおポンチキャラだった重盛はいいとしても、問題は売り出し中のインフルエンサーでモデルや女優でもあるなえなの。便秘で1、2週間出ないのは当たり前というのはまだしも「オナラがやばくて……。お腹にウンチをためている時間が人より長いから、すんごい臭いんですよ」などと言い出した。
「回数もものすごい多いタイプで今日収録中、2回してます。でも、私染み込ませるプロなんですよ。ソファに」と言うと共演者から悲鳴が。さらに、「ヨーグルトを食べたら(腸に)効き過ぎちゃって、おならが倍増した」とか。
テレビでこういう話が聞けるのは同じ悩みをもつ人にとってはありがたいかもしれないが、今後なえなのを見るたび、ソファに染み込ませながらオナラをしている話が頭から離れなくなる。
芸人の内輪話や楽屋落ちは飽き飽き。「汚ぶっちゃけトーク」もウンザリする。
(桧山珠美/コラムニスト)