ドジャースの大谷翔平(31)が、メジャーで日本人選手最長となる44試合連続出塁記録を達成。2009年に当時マリナーズのイチローが打ち立てた記録を17年ぶりに塗り替えたことで沸いている。


 そんな大谷だが、日本の地上波テレビで米メジャーデビュー後に出演したのはNHKだけ。何としても出演してもらいたい日本の各民放キー局では、争奪戦が続いているというが、現在、他局より一歩リードしているのが日本テレビだという。


 先月30日には、日本テレビの福田博之社長は定例会見で、先のWBCについて「地上波で生中継できなかったことは大変残念」と神妙な面持ちで語った。150億円とも言われる巨額の放映権料を前にNHKを筆頭に民放各局は中継を断念し、最終的に外資配信大手のネットフリックスに独占中継を許した格好になった。


 しかしここで放映権を持つネットフリックスから中継制作業務を受託したのが日テレだった。


「今回の件で日テレは、日本の民放キー局は下請けに甘んじたとさんざんバッシングを浴びたが、舞台裏では誰もが喜んでいた。恐らく次回開催されるWBCも放映権が爆上がりし、日本での中継は難しいことはわかっている。さらに日テレは次に向けて動き出しています」(制作会社関係者)


 確かにWBCに関して、試合のダイジェスト映像や現地の映像など、日本テレが他局より充実していたことは事実。ネットフリックスからは委託費として10億円以上の報酬も得たという。さらに……。


「日テレがWBCの中継を担当したことで中継技術のPRになったんですよ。世界中が注目する最高峰の大会を何のトラブルもなく放送した。

さらに視聴者が見たいという映像をお茶の間に届けた。日テレの技術力を知った米国の大手プロモーターやハリウッドの映画関係者からオファーが舞い込んでいます」(日テレ関係者)


 そして何より、日テレ関係者を小躍りさせた最大の収穫は金銭や中継技術の高評価だけではなく、大谷との「関係修復」に成功したことだという。


「かつて日テレはフジテレビなどとともに大谷の豪邸報道を巡って“出禁”の憂き目に遭っている。だが今回、中継を担当した唯一のテレビ局が日テレだった。そればかりか現場に『専属チーム』を送り込み、きめこまやかなケアを徹底したんです。現場で汗をかき、大谷本人や真美子夫人の信頼を勝ち取ることに成功したようです」(前出の制作会社関係者)


 メディア嫌いとして知られる大谷選手と信頼関係を構築できた強みは計り知れないという。


「日本のテレビ局はどんな形でもいいから大谷を番組に出演させたい。真美子夫人ルートやデコピンのルート、スポンサールートなど、あらゆる接点を使って大谷サイドと接触を試みている。そんな状況下、日テレはバラエティー番組などの出演の交渉が進んでいると聞きます。年末年始の特別番組出演に関し内諾を得たという情報もある」(前同)


 WBCの中継業務をネットフリックスから請け負ったことで思わぬ収穫を得た日テレ。果たして大谷が出演する日は来るのだろうか。


  ◇  ◇  ◇


 
 ネトフリ側はWBC開催に先駆け、初月料金が最大50%オフになるキャンペーンを実施したが……。

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