もはや「大阪都構想」はガタガタだ。19日投開票の大阪府豊中市長選で、大阪維新の会公認の新人・市橋拓前市議(38)が敗れた。
豊中市の人口は約40万人。府内4位の規模を誇る。府内7中核市の1つでもあり、維新は勢力拡大を図るため、選挙中は幹部を次々投入。代表の吉村府知事が告示前を含め3度も応援に入り、藤田共同代表や副代表の横山大阪市長も駆け付けた。
対する長内陣営は与野党が「非維新」でまとまり、共産も自主支援に回るなど維新包囲網を徹底。さらに、維新が3度目の住民投票を目指す都構想にも「ノー」を突き付けた。
長内氏は、都構想が豊中市の財政にデメリットをもたらすとし、選挙公報や自身のSNSで「豊中のことは豊中市民で決める」「豊中には都構想は必要ありません」と訴えたのだ。
一方、市橋氏はかつて、都構想の実現を目指す市民団体「AOP(Action Osaka Project)」の代表を務めた人物。今回選では都構想の発信を控えたものの、「推進派のイメージはすっかり定着していた」(府政担当記者)。
吉村府知事は5~6月の府市両議会で都構想の「法定協議会」設置を目指し、維新の大阪市議団は今月から市内全24区で、住民投票に向けての市民との対話集会を開いている最中だ。都構想の行方を占う選挙でもあっただけに、手痛い敗北となった。
実際、都構想は手詰まり感が漂う。
「吉村さんが住民投票の対象を府内全域に拡大する可能性に言及したことについては、維新の大阪市議団から異論が噴出。『なぜ市のことを市外の人に決められるのか』と、反発を強めています。大阪府知事・市長出直しダブル選強行への不満も党内に漂っており、足並みが揃っていません」(前出の府政担当記者)
吉村府知事の神通力も、だいぶ薄れてきた。
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大阪都構想にこだわり続ける維新・吉村代表。そのすさまじい執着ぶりは、関連記事【もっと読む】『金看板「大阪都構想」に執着し焦る維新・吉村代表…統一地方選&住民投票「同日投票」なら自滅必至』などでも詳しく報じている。





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