日本テレビが土曜の“連ドラ2段積み”を撤回し、旧来の「土9」に絞ってから2年目。今期は町田啓太(35=写真)主演の「タツキ先生は甘すぎる!」を放送中だ。

前クールの「パンダより恋が苦手な私たち」は初回の世帯視聴率は4.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、全10話平均で3.9%と沈んだが……。


「『タツキ先生』は初回が5.6%と、まずまずの発進でしたが、4月18日放送の第2話で3.9%と、“パン恋”の第2話と同じ数字に。そもそも視聴率は狙っていないと公言している日テレですが、かつての黄金時代を経験しているベテラン局員からは『またか……』というため息が聞こえてきます」(広告代理店関係者)


「タツキ先生」は、町田演じるフリースクールの“タツキ先生”を主人公に、《多様化する生き方に希望を見出していく感動のヒューマンドラマ》(公式サイトから)だ。


「日テレ土9は“占拠”も“考察”も振るわず、ラブコメの“パン恋”でさらに沈んだ数字を、得意の“学校もの”で盛り返せるかと、注目していました。しかし第2話の落ち込みを見ると、今の時代、連ドラで数字を取る難しさを実感しますね」(テレビ誌ライター)


 放送後、ネット上では《子供の聞きわけが良すぎで、展開が予定調和にもほどがある》《やりたいことだけやればいいとか、逃げていいとかいうけど、無責任にも見える》など厳しい指摘が目立った。その一方で《親側の気持ちが痛いほどわかる》《こんな先生がいたら、うちの子も救われたかも》《子供のまっすぐさにボロ泣きした》など、親世代からの共感の声も。レビューサイトFilmarkでの評価は5点満点で3.1(4月24日現在)だ。


 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「日テレの小中学生を相手にした“学校もの”の系譜を思い出しながら見ていました」と、こう続ける。


「強烈な個性の主人公と、それにおろおろする相棒的な立場の人がいて、毎週子供の問題をキャラを生かした手法で“プチ解決”していく。それを軸に、主人公が抱える問題なり過去を描きつつ、最終的に自身も成長する、あるいはラスボスと対決する……といった、王道的な構成です。刑事ドラマや医療ドラマにもある手法ですね」


 もっとも、最近の日テレは2021年の「二月の勝者」や24年の「放課後カルテ」のように、“教職”ではない先生がその役を担っている。


「現場の教師は現状で精いっぱいなのに、ドラマのようなスーパー教師ぶりを期待されても困るわけで、それをかわしながらも“王道”をやりたいということだと解釈しています。

テレビの見方は変わりましたが、土曜の夜9時に親子でテレビを見てほしいという本音も見え隠れしますね」(亀井徳明氏)


「放課後カルテ」では、学校医を演じた松下洸平(39)の銀縁メガネと白衣でお母さん世代を悩殺した日テレ。ゆるふわ金髪にパーカー姿の“タツキ先生”も好評のようだが、果たして数字に結びつけられるか。


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 役者としての評判がすこぶる良い町田啓太。関連記事【もっと読む】『町田啓太が韓国事務所とグローバル契約で「日本の地上派ドラマではもう見られない?」の不安』などでも詳しく報じている。


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