《毎週楽しみにしてる》という声もネット上にはある。だが、視聴率やTVerのお気に入り登録数は伸び悩んでいる。

木南晴夏(40)主演の「今夜、秘密のキッチンで」(フジテレビ系=木曜夜10時)だ。


 誰もがうらやむ幸せな結婚をしたはずのあゆみ(木南)。だが、その結婚生活はモラハラ夫(中村俊介=51、写真)と口うるさい姑(筒井真理子=65)から暴言やひどい仕打ちを受ける日々となっていた。そんな中、あゆみの目の前に突然現れたイタリアンのシェフ「Kei」(高杉真宙=29)。2人はキッチンを舞台に、恋に落ちていく……《“恋愛”ד料理”の大人のファンタジック・ラブストーリー》(公式サイトから)だ。


「5月14日に放送された第6話の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)は世帯4.0%、個人2.2%。昔なら《危険水域》と話題になるような数字ですが、いかんせん昨今の地上波の連ドラではもう驚くような数字とも言えません。それよりTVerの登録数が48.5万(5月20日現在)で、なかなか50万の壁を超えられないのが痛い」(テレビ誌ライター)


 レビューサイトFilmarksでの評価も5点満点で2.9と厳しい。あゆみと心を通わせるKeiは幽霊? というファンタジー設定がアダとなってしまったのか。


「ファンタジーは確かに好む人と、《入り込めない》と拒否する人がくっきり分かれるジャンルではあります。が、Filmarksの口コミにも《ロマンティックな設定》《夢がある》などと、そこに拒否反応を持つ人は多くないように思えます。それよりもモラハラ夫の渉のキャラに嫌悪感を持ったため、1、2話で離脱したという視聴者の方が多いかも、ですね」と話すのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。


「あゆみに罵詈雑言三昧な渉。しかもそれがかなりの大声です。演じる中村さんは声に張りがあり、滑舌もしっかりしているため、画面越しとはいえ大声の暴言が続くと、見ているこちらもなかなかつらい状態になるんですよね。つい渉の登場シーンだけボリュームを下げたくなるというか。むろん、だからこそあゆみの苦悩が際立つワケで、キャラとしては成功なんでしょうが」


 実際、ネット上にも《モラハラ夫、見るのも嫌》《罵詈雑言がつらい》という感想もちらほら見受けられる。中村のリアルすぎる演技が裏目に出たようだ。


「中には《中村さんの演技がひと昔前の2時間ドラマみたいで浮いてる》なんて声もあります。主演の木南さんが非常に自然な演技をする方なので、それに比べると中村さんの渉は大仰ではありますが、まあ、それは役作りでしょう。ここ数話では改心も見られましたし、今後は《モラハラ夫》アンチな視聴者も安心して楽しめることになる、かもです」(前出のテレビ誌ライター)


 前出の山下真夏氏は「折り返しを過ぎ、あゆみと現実世界に戻ったKeiのリアルな恋模様が今後、描かれるかどうかが登録数を左右するでしょう。ドラマ前半のキッチンシーンは幻想的で美しかっただけに、またあの世界が見たいと願う視聴者の思いが届くかどうか」と話す。


 モラハラ夫の改心は本物――これが巻き返しのカギとなりそうだ。


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 主要キャストの“私生活”を深掘りしたければ、以下の『波瑠&高杉真宙「夫婦格差」新婚5カ月でクッキリ…妻は株上昇も、夫は視聴率低迷の切ない事情』など、関連記事も必読だ。


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