フィリピン南部の中心都市ダバオ市で、排ガスを出さない電気自動車(EV)タクシーの運行が本格化している。地元最大手のサザン・マリガヤ・タクシー社が導入したもので、2026年2月に陸上輸送フランチャイズ規制委員会(LTFRB)第11地区などの協力を得て試験運行を開始した。


その他の写真:イメージ

 導入車両は、中国の上海汽車集団(SAIC)傘下の英国発ブランドMG社製「MG5 EV」。製造国は中国で、白を基調に環境配慮を象徴する鮮やかな緑のラインが施されている。側面には「ELECTRIC」の文字と稲妻マークが描かれ、従来のガソリン車と一目で区別できるデザインだ。

 1回の充電で約300~400キロ走行可能とされ、都市部でのタクシー業務に十分な性能を備える。市は公共交通の近代化を推進しており、高優先バスシステム(High Priority Bus System)の整備も進行中だ。

 ガソリン代の節約や温暖化対策に直結するクリーン車両の普及は、市民からも「静かで快適」と高評価を得ている。今回の19台の導入を皮切りに、当局は今後さらにEV車両の比率を高める方針を示している。
【編集:Eula】
編集部おすすめ