【その他の写真:セブ イメージ】
報道を精査すると、燃料調達リスクに加え構造的な要因が浮き彫りになる。GMAニュースは、5月だけでビサヤ地方の発電プラント13~14箇所が突発的に停止し、さらに14~15箇所が出力制限下で稼働しているため、必要量の約4割にあたる1000メガワット近くが失われていると伝えた。特にセブ島の基幹石炭火力発電所テルマビサヤ(TVI)1号機と2号機が機械トラブルで同時停止したことが致命的打撃となっている。The Philippine Star紙は、連日の猛暑で冷房需要が過去最高に達し、予備電力がわずか50メガワット前後しか残されない日もあると報じた。Inquirer紙は、セブが自給できず、供給余力のあるミンダナオ地方から海底ケーブルMVIPを通じて毎日約450メガワットを送電しているため、かろうじて大規模ブラックアウトを免れている実態を伝えている。
エネルギー省(DOE)の発表を総合すると、故障した主要発電所の復旧は7月から8月下旬にずれ込む見込みであり、本格的な雨期が到来して需要が落ち着くまで、少なくとも数ヶ月間は突発的な輪番停電のリスクが続くとの見通しである。
この状況は日本人旅行者や留学生にとって安全上の問題となる。マクタン島の高級リゾートホテルは大型自家発電設備を備え、停電時でも客室のエアコンや通信環境を維持できる。
【編集:Eula】








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