◆春季北海道高校野球大会 ▽準決勝 クラーク6―4札幌日大(30日・札幌モエレ沼公園)

 準決勝2試合が行われた。クラークは6―4で札幌日大に競り勝ち、2年ぶりの決勝進出を決めた。

8番・穴田晃生遊撃手(3年)の適時打で9回に勝ち越すと、エース右腕・佐々木俊介(3年)が準々決勝から2試合連続完投でリードを守り切った。旭川志峯は9―2の8回コールドで士別翔雲に大勝し、初の決勝進出。3番・中村寧央(ねお)一塁手(3年)が4安打3打点をマークした。決勝が北北海道勢同士の対戦となるのは、1969年第8回大会の北見柏陽―富良野戦以来57年ぶり2度目。どちらが勝っても初優勝となる。

 クラークの鉄腕エースが最後までマウンドに立ち続けた。2点リードの9回2死。164球目で空振り三振を奪うと、佐々木は拳を握って雄たけびを上げた。準々決勝から2試合連続完投。「投げているときは感じなかったけど、終わったら(疲れが)きました」と汗をぬぐった。

 159球を投じた準々決勝の北海戦から中2日のマウンド。「(前半は)球が走ってなくて、真ん中に集まってしまった」と、4回までに8安打を許す苦しい投球が続いた。

5回を終えて球数は早くも114球。佐々木啓司監督(70)から疲労度を確認されたが、「大丈夫です」と続投を志願した。地区で敗れた昨秋の大会後から本格的に投手転向したばかりの右腕。尻上がりに調子を上げて5回以降は1安打のみに抑え、スコアボードに0を並べた。

 今大会3試合の球数は、計388球。1週間500球の球数制限に残り112球まで迫っている。それでも、佐々木監督は「110球以内に終わればいい」と決勝での先発起用を示唆。背番号1も「投げたいです」と登板に意欲を見せた。道大会(夏は北北海道大会)で唯一手にしていない「春」のタイトル奪取まであと1勝。エースが最後まで右腕を振り続ける。(島山 知房)

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