さてそんなゲーム飯において、僕が最近もっとも興味を惹かれたのが『ポケモンレジェンズ アルセウス』に登場する「イモモチ」です。
◆そもそもイモモチとは?
イモモチは北海道・和歌山県・高知県・岐阜県に伝わる郷土料理で、場所によって芋の種類や製法が異なるそうです。その名の通り、餅のような食感が特徴とのこと。
今回挑戦しようと思っているのは、『ポケモンレジェンズ アルセウス』の舞台である「ヒスイ地方」…のモチーフになっている北海道のイモモチ。ゲーム内で主人公や博士達が、美味しそうに食べてますよね。
ちなみに『ポケモンレジェンズ アルセウス』のイモモチはカタカナ表記ですが、実在する料理はひらがな表記がメジャーのようです。
◆なんとゲーム内のポエムにイモモチのレシピが!?
さて、前フリはここまで。早速イモモチを作っていきましょう。初めての調理となりますが、幸いゲーム内の「ふるいポエム13」にレシピが載っていました。それがこちらです。
ケムリイモを採る
ケムリイモの皮をむく
ケムリイモに火を通す
焼くなり煮るなり好きにしろ
火の通ったケムリイモをつぶす
つぶしたものを練ってこねる
あとは焦げ目がつくまで焼け
ポケモンの技でいうなら
ひのこでよい
かえんほうしゃはやりすぎ
イモモチを好きに食う
一日が過ぎる
なるほど、これが先人の知恵。
それと北海道出身の友人に尋ねたところ、「そのまま食べても美味しいけど、みたらしも美味いよ」とアドバイスを受けたため、市販のタレも用意。
◆先人の知恵通りに、いざ挑戦!!
いよいよ、調理開始!「皮を剥いて、火を通せ」という先人の知恵に従いじゃがいもの皮を剥き、「焼くなり煮るなり好きにしろ」とのことだったので、今回は電子レンジを使って柔らかくしました。ちなみに家にヒートロトムはいませんでした。
その後、「つぶしたものを練ってこねる」わけですが、意外とじゃがいもが硬い。
潰して混ぜ終わったら手に取り、形を整えていきます。出来るだけゲームのように平べったく丸くなるように心がけました。
次の工程は焼きです。レシピでは“ひのこ”と書かれていました。
焦げ目が付いたらひっくり返します。両方に焦げ目が付いたら完成!
◆初めてのイモモチを、いざ食す!
最後に好みでみたらしを付けます。他の食べ方としては醤油を付けたり、中にチーズを入れて食べる方法もあるみたいです。
もぐもぐ……?
いも……?
芋にみたらしを付けただけ……?
どうやら片栗粉の量が足りず、餅という食感までたどり着けなかったみたいです。味は美味しいんですけどね……。ということでなんと失敗!
◆まさかの失敗オチ
当初の予定としては「なんだこの食感は!? すごい、まるで本物の餅みたいだ」なんて食レポを考えていたのに、まさかの失敗オチに。なお、繰り返しになりますが僕はイモモチを食べたことがありません。調理後、「もしかして餅みたいな食感って大袈裟なんじゃ?」と疑い、市販のイモモチを買って食べてみました。めっちゃ、もっちもちでした。
悔しいので、またゲーム飯を作る機会があればリベンジしたいです。皆さんもイモモチを作るときは、片栗粉の量に気を付けてくださいね。