ディナミス・ワン公式X(旧Twitter)にて、2024年8月に発表されたばかりの新作『プロジェクトKV』の開発中止が発表されました。

◆『プロジェクトKV』開発中止へ
同社はプロジェクト中止について、「問題と騒動でご心配をおかけしました点、深くお詫び申し上げます。
弊社の至らなさにより生じた多くのご懸念、お声に関しまして、どのような決定をし、お応えすべきか深く悩みました」と前置きし、「弊社の未熟さにより皆様にこれ以上のご迷惑をおかけしないため、またご不便をおかけしないよう、『プロジェクトKV』は中止することにいたしました」と説明しています。

中止に伴い、『プロジェクトKV』の関連資料もすべて削除するとのこと。すでに『プロジェクトKV』公式Xアカウントも削除されています。

『プロジェクトKV』を手がけるディナミス・ワンは、スマホ向けRPG『ブルーアーカイブ(以下、ブルアカ)』の中核スタッフだったパク・ビョンリム氏がNEXON退社後に立ち上げた会社で、スタッフリストでは『ブルアカ』のシナリオディレクターisakusan氏、音楽プロデューサーのMitsukiyo氏、イラストレーターのDoReMi氏などが携わっているのを確認できました。

『ブルアカ』の中核スタッフによる新作ということで高い注目を集めていたのですが、いざ作品概要が公開されると、舞台が学園都市モノであったり、キャラクターたちの頭上に光輪があったりなど、『ブルアカ』との類似点を多く感じさせる世界観だと判明。ユーザーの中には「続編やスピンオフ作品なのか?」と勘違いする声も上がっていました。

しかし、世界観が似ているだけの別作品だと明らかに。中核スタッフが『ブルアカ』の開発を辞め、別の会社で似たようなゲームを出すことに批判的な声が寄せられました。

また、中核スタッフが抜けたことで『ブルアカ』のクオリティが下がってしまうのではと危惧するユーザーも出現。さらに、NEXON社内でも引き抜き等の問題があったとの真偽不明な憶測もユーザー間で流れ、コミュニティで炎上していました。

ディナミス・ワンからの発表では、詳しい経緯には触れず「問題と騒動でご心配をおかけしました点、深くお詫び申し上げます」とだけ言及。また、作品名は明示されていませんが「配信中のゲームのファンの方々にもご迷惑をおかけいたしました」とも謝罪しています。
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