《これからはゼロから頑張る主人の姿を見守ることに決め、今まで以上に感謝の気持ちを持ち、家族と共に前に進んでいこうと思っています》

2月5日、Instagramでこう綴ったのは佐々木希(33)。同日に夫の渡部建(49)が所属事務所の公式サイトを通じて、正式に芸能活動を再開させると発表したのだ。

復帰するにあたり、《活動自粛中にこんな自分を支えてくださった方々、手を差し伸べてくださった方々に心から感謝申し上げます》とコメントした渡部。‘20年6月に「週刊文春」で複数の女性との“ゲス不倫”が報じられて以降、側で支えてきたのは他ならぬ妻の佐々木だ。

「渡部さんが活動休止していた約1年半、メディアでは何度も離婚が取り沙汰されました。渡部さんが多目的トイレを不倫に利用したことは、やはり今でも印象が悪い。ですが、佐々木さんが離婚を選択することはありませんでした。むしろ出席したイベントで『家族キャンプを楽しんだ』と明かすなど、家族との仲良しぶりをアピールするほどでした」(芸能関係者)

今年に入ってからは、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)への出演や『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)で主演に抜擢されるなど、女優としての活躍も目覚ましい佐々木。

■大黒柱になるため夫を“調教”したことも

現在は一家の“大黒柱”として多忙な日々を送っているが、当初、幼い息子を抱えながら仕事を続けることには限界があった。本誌は‘20年8月、夫婦揃って息子を迎えに保育園を訪れる姿をキャッチ。その後、一家は100円ショップへ寄り道をするなど、家族団らんのひと時を楽しんでいた。

「騒動以降、希さんは渡部さんに『外出する際の場所、時間、会う相手、その日の出来事』を必ず報告するよう“ホウレンソウ”を徹底したそうです。不倫発覚前の渡部さんは、希さんに手料理の食材などを細かくオーダーするなど亭主関白でした。ですが今では立場が逆転し、彼女が家計を支えています。

妻が仕事に励むことができるよう、渡部さんは家事や育児を率先して行うようになったといいます」(美容関係者)

家族のために奮起することを決意した佐々木だが、渡部に振り回されることもあった。‘20年12月3日に開いた謝罪会見で、佐々木から「今までの生き方が間違っていたのではないか。これからの人生で信頼の回復をしていくべき」と叱責を受けたと語っていた渡部。一方でこの会見は、“打算的な理由”から開かれたものだったのだ。

「渡部さんがこのタイミングで会見を開いた背景には、大晦日恒例の『絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)への極秘出演が報じられたことにあります。この時すでに騒動から半年が経っており、“謝罪会見もせずに復帰するなんて”と非難が殺到。早期の復帰を考えていた渡部さんはチャンスを逃したくないため、同番組への出演を焦って決めてしまったといいます」(前出・芸能関係者)

■妻の反対をガン無視した渡部の謝罪会見

佐々木から応援されているようにも語った渡部だが、“妻の願い”を無視した上での会見だったという。本誌は渡部の会見当日、撮影の仕事を終えてスタジオから出てきた佐々木を目撃。スタッフに気を遣いながらも、数時間後に開かれる夫の会見を気にしていたのか曇った表情が印象的だった。

「渡部さんについて当面は謹慎生活を送るものだと考えていた希さんは、復帰の話を聞かされて困惑していました。急きょ決まった会見についても、本心では反対していたそうですが断行される形に。“少しでも状況が良くなるように祈るしかない”という心情だったといいます」(佐々木をよく知るファッション関係者)

渡部をめぐっては昨年2月に豊洲市場の大手仲卸店で働いていたことも明らかになったが、マスコミの現地取材が過熱したことで仕事に支障をきたすようになったと本誌は昨年3月に報じている。

その後も番組出演での復帰がたびたび報じられるも、“頓挫”を繰り返していた。そんななか先月1月には、体調不良での会見欠席や新型コロナの感染も報告された佐々木。だが度重なる困難に見舞われても、夫を見捨てない決意は揺るがなかったようだ。

1年7カ月にわたる謹慎生活を支えてくれた妻の献身に、渡部は報いることができるだろうか。

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