KEY TO LITの井上瑞稀(25)が、『GYPSY』で本格ミュージカルに初挑戦! 情熱的な青年・タルサを演じるが、本人は「なぜ僕なんだろう……」と戸惑っている様子。

「タルサは、情熱的でエネルギッシュなキャラクターで、僕自身とはかけ離れています。

歌やダンスが好きなところは同じですが、感情が高ぶって踊り出した経験は僕にはないので(笑)。でも、タルサもいろいろなことを考えて悩んでいると思うんです。そんな繊細さも表現できたら、僕にしかできないタルサになるんじゃないかと思っています」

今回は主演の大竹しのぶをはじめ、初共演ばかりの座組。自らを人見知りだと言う井上はどうやって周囲と距離を縮めようと思っているのか。

「コミュニケーションの大切さはわかりつつも、自分のことで精いっぱいになってしまいそうです。それに大竹さんとは稽古ができるだけで光栄なので、お近づきになりたいと思うことも、おこがましい気がしています。ただ、ジュニアの後輩が一緒なので少し気持ちが楽ですね。かなり年下ですけど、困ったら頼ろうと思います(笑)」

10代から俳優としてのキャリアを着実に積んでいる井上。芝居の“やりがい”を聞くと――。

「正直しんどいです。役を引きずってしまってプライベートがつらくなったり、自分の芝居に満足できなかったり。でも、演技をしていると感情が大きく動く瞬間があって。

そこに人生の豊かさを感じるというか、中毒性があるんですよね。表現の引き出しが増えることで、アイドルとしての魅力にもつながっていると思います」

そんな井上は事務所に入所して17年。その間の挫折や葛藤を乗り越えられたのは、なにより“ファンのおかげ”だそう。

「挫折しそうになったこともあります。ただ、楽しいから続けているのは間違いないです。僕にとっては、ファンのみなさんの存在がいちばんのモチベーションなので、そのお返しができるように、心に響くいい作品をこれからも届けていきたいです」

【INFORMATION】

Musical『GYPSY』

東京公演:5月6~24日、愛知公演:6月5~7日、福岡公演:6月12~14日、大阪公演:6月19~23日。ローズ(大竹しのぶ)は、娘のルイーズ(田村芽実)とジューン(富田鈴花)を、ヴォードヴィルの世界で成功させようと躍起になるステージママ。ジューンは脚光を浴び始めるが、一座の青年タルサ(井上瑞稀)と駆け落ちしてしまう。

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